一家族一旅行の延長など 157億円補正予算案 栃木県が編成
栃木県は7日、新型コロナウイルス対策に関する157億円の12月の補正予算案の追加分を発表しました。
過去最多の12回目の補正で補正後の一般会計は1兆1,235億円あまりとなります。
県が編成した補正予算案のうち、経済対策の1つとして現在行われている県民を対象とした県内の旅行割引事業「県民一家族一旅行」について追加分としておよそ33万泊分、23億円を計上しました。
現在12月31日までとなっている期間を延長した上で福島、茨城、埼玉、群馬の4県に住む人も対象に広げます。
また、第6波への備えとして健康上の理由でワクチンの接種が受けられない人が対象のPCR検査などに20億円、感染拡大の傾向がみられた場合に無症状の人を対象に無料で検査を行う事業に50億円、また、これらの体制整備に6億円を計上しています。
このほか宿泊療養施設を3施設で340室増やすほか、宿泊施設や自宅での療養中に急変した患者に対応するための臨時医療施設整備費に合わせて58億円を盛り込んでいます。
補正予算案は9日に開かれる県議会本会議に提出され最終日の17日に採決が行われます。