この1年間さまざまな分野で功績を残した「輝くとちぎ人(じん)」を称える集いが4日、県公館で開かれました。

この集いはスポーツや文化、技術などの分野で国内外の大会で優秀な成績を収めた県にゆかりのある人や団体を「輝くとちぎ人」として招き、感謝と激励の気持ちを伝えるものです。去年はコロナ禍で中止となりましたが、今年は招待者をいつもの年の半分ほどにした上で立食は行わないなどの対策をして開かれました。

特別招待者として今年6月にハンガリーで行われた世界柔道選手権の女子78キロ超級で優勝した朝比奈 沙羅選手、東京オリンピック女子シンクロ板飛び込みで5位に入賞した宇都宮市出身の榎本 遼香選手、東京パラリンピック車いすバスケットボール男子で銀メダルを獲得した小山市出身の高松 義伸選手、それに長年にわたり栃木の文化財の調査研究に力を尽くした県文化功労者の橋本 澄朗さんが招かれました。

4人は集まったおよそ50人の輝くとちぎ人に「苦しいときこそ飛躍するチャンス」「努力した時間は生きる」などと体験談を交えてエールを送りました。

参加した人たちはお互いの健闘をたたえ今後一層の活躍を誓っていました。