毎年恒例となる県内最大級の大しめ縄の奉納が3日、日光市の神社で行われました。

日光市の森友瀧尾神社に奉納されたのは、県内最大級の大しめ縄です。長さ4メートル、重さ300キロ、周囲は最も太いところで1メートル70センチに及びます。毎年この時期に古いしめ縄から青みがかった新しいしめ縄への掛け替えが行われていて今年で20回目となりました。

3日の掛け替え作業には宮司や氏子からなる「日光藁文化保存会」のメンバー12人が参加しました。藁は神社の神田で5月から育て8月に青刈りしその中から質の高い藁を厳選して乾燥させて「青藁」を作るところから、本格的なしめ縄の制作が始まります。保存会のメンバーを中心に多くの人の手によりおよそ2カ月かけて10月に完成させました。

大しめ縄は縁結びや子宝を願うもので2本の縄は男性と女性を意味し、房は「しめの子」と呼ばれ3人の子どもを表しているということです。