しめ縄用のワラに 御神田で田植え
日光二荒山神社の大鳥居にかける、しめ縄用の稲の田植えが19日、栃木市内で行われました。
日光二荒山神社では年末に神社の大鳥居などにかける大しめ縄の材料となるワラを専用の田んぼ「御神田」で育てています。
ワラの奉納を請け負う農家が高齢化で減ったことなどから、近年では栃木市のこの御神田でのみ栽培が行われていて、今年で4回目を迎えます。
19日は田植えを前に神職や男体山登拝講社青年部の関係者など、およそ25人が集まり神事が執り行われました。
その後、およそ500平方メートルの御神田に「つきすずか」という背丈が150センチほどに育つ品種の苗が植えられました。
日光二荒山神社では8月末ごろに稲を収穫したあと、初詣客を迎える年明けに向けてしめ縄づくりを進めます。