大嶋一生市長の死去に伴う日光市長選挙が16日に告示されます。

新人2人が出馬を表明していて一騎打ちの選挙戦となる見込みです。

日光市長選に立候補を表明しているのは元副市長の阿部哲夫氏(71)と前の市議会議員の粉川昭一氏(57)の2人です。

阿部氏は前回2018年の日光市長選挙で大嶋市長に15票差で敗れていて、2度目の挑戦となります。

重点政策として「新型コロナウイルス対策」と「財政再建対策」の2つを掲げます。

新型コロナウイルス対策については高齢者や子どものいる世帯を中心にまん延防止臨時給付金として一世帯一律1万円を支給するとしています。

財政再建対策としては国や県との連携を強調していて、雇用の確保と税収の増加を図るための新日光産業団地の造成を行うなど立て直しを呼びかけます。

粉川氏は会社社長のほか、自主防犯組織の大沢ひまわり隊をはじめ市民団体などのリーダーを歴任し、2010年に日光市議会議員に初当選、3期目の途中で市長選への立候補を決めました。

亡くなった大嶋一生市長の意思を継げるのは自分しかいないと出馬を決意。

大嶋市政を引き継ぎ民間の感覚を取り入れた行財政改革を行い「夢と希望」あふれる新たな日光を目指したいとしています。

新型コロナウイルス対策については日々変化する国の施策に柔軟に対応することが重要としていて、コロナ禍でも安心して観光できる環境づくりを整える方針です。

日光市長選挙は16日に告示され、23日に投開票が行われます。