今にも悪魔が出てきそう... 緊急事態宣言で薄暗く照らされた新宿の地下街が不気味すぎる
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、政府は2021年4月25日から5月11日の期間、三回目となる緊急事態宣言を発出している(5月6日16時時点)。
宣言を受けて、対象となっている東京都などでは、期間中の休業を決めた商業施設や飲食店も少なくないようだ。いつもは賑わっているはずなのに打って変わって静まり返っていた、という場所を見かけた人も多いだろう。
そんな中、施設全体が休業していることで、さながらオカルトチックなゲームのダンジョンのようになっているという場所が、ツイッターで話題になっている。それが、こちらだ。
青白い光に照らされる通路。両脇に並んでいる商店はどこもかしこもシャッターが閉まっており、人通りもまばらで閑散としている。たしかにちょっと不気味な雰囲気で、今にもそこの角からモンスターでも出てきそうだ。
こちらの写真に対し、ツイッター上では、
「うわ〜〜!なんか怖い〜〜!」
「魔神出てきそう」
「異界化だ」
といった声が寄せられている。
不謹慎だけどワクワクする
話題になっているのは、ツイッターユーザーのTakumi Yamada info(@TKM303)さんが2021年4月26日に投稿した写真。Jタウンネット記者は30日、投稿主のTakumiさんを取材した。
東京都練馬区在住の音楽家・ボーカルトレーナーで、普段は音楽を作ったり歌を教えたりしているというTakumiさん。話題になったのは26日の16時前後、新宿駅地下にある地下街「新宿サブナード」の西武新宿駅寄りの場所で撮影した写真を、Photoshopで加工した画像だという。
「食事をして帰宅しようと寄ったものの、飲食店も閉まっており照明も薄暗くなっていました」(Takumiさん)
たしかに新宿サブナードの公式サイトを確認してみると、4月25日〜5月11日の期間は全館休業すると記載されていた。どうりで人気も活気も乏しいわけだ。
新宿サブナードは女神転生と化した。 pic.twitter.com/P5xHKWRDit
— Takumi Yamada info (@TKM303) April 26, 2021
こちらの地下街の様子に対し、Takumiさんは投稿で「女神転生」のようだとコメントしている。
「女神転生シリーズ」はアトラス(東京都品川区)から発売されている、「悪魔」や「精霊」といった超常の存在がはびこる現代の都市や学校などを舞台にしたRPG。その独特な不気味さを持った世界観などが人気のゲームだ。
今回、Takumiさんがこちらの新宿サブナードの様子を「女神転生」とコメントした理由については、
「女神転生シリーズ(特に古めの)をプレイした経験のある人は皆同じように感じるかと思いますが、『新宿』『地下街』『格子状の通路』、このあたりの条件と薄暗さ、人通りのなさに女神転生の世界観を思い出しました。特に新宿の地下街というのがピンときたのだと思います」
と説明。
「リプをくださった方の中にもいらっしゃいましたが『不謹慎だけどワクワクする』がしっくりきます。不気味で漫画やゲームでしか見たことないような状況だからかと思います」
と、改めて感想を述べた。ツイッターでの反響についてTakumiさんは、
「頭の中で妄想していたような事をみなさんリプしてくださるのでオタク仲間に囲まれたような感覚で楽しかったです。『アルタのビジョンで都知事の演説が始まるぞ』みたいなリプ最高でした」
とコメントしている。