「話にならん」G党呆れた初球暴投 原巨人「リリーフ崩壊」で悪夢の3位転落
プロ野球の巨人は2021年4月25日、東京ドームで広島と対戦し8−9で敗れた。
巨人は1点ビハインドの6回に中継ぎ陣が炎上した。平内龍太(22)、高木京介(31)、田中豊樹(27)の3投手で計5失点。8回に打撃陣が奮起し6点を奪ったものの、9回に中川皓太(27)が広島に決勝点を許して敗戦。6回の5失点が大きく響き、チームは2位ヤクルトとゲーム差なしの3位に転落した。
3番手・高木は1死も取れずに降板...
2点を返した直後の6回、2番手・平内がつかまった。5回途中から回をまたいでのマウンドとなった平内は1死から3連打を浴びて1失点。平内はここで降板し、3番手・高木がマウンドへ。1死1、2塁から鈴木誠也(26)を四球で歩かせ満塁とし、西川龍馬(26)にセンター前に運ばれた。続く長野久義(36)にもタイムリーを許し、高木は1死も取れずに降板となった。
1死満塁のピンチの場面を託されたのは4番手・田中だ。ところが田中は磯村嘉孝(28)に対する初球の直球がひっかかり暴投。外側にワンバウンドした球を捕手・大城卓三(28)が止めきれず、3塁走者がホームイン。さらに磯村には犠牲フライを許して2点目を献上。リードは6点に広がった。
大量リードを許し、敗色ムードが漂うなか、打線が8回に爆発した。広島自慢のリリーフ陣を攻め立て一挙6得点の猛攻で同点に追いついた。結局、9回に逆転され勝利はならなかったが、広島をあと一歩のところまで追い込んだだけに、中継ぎ陣が踏ん張り切れなかった6回の5失点が悔やまれる。
4位広島は2.5ゲーム差で追いかける
試合の結果を大きく左右した中継ぎ陣の乱調。得点力不足に悩まされていた広島に16安打9失点で2連敗。インターネット上では、G党から原辰徳監督(62)の投手起用を問題視する声が上がる一方で、「総じてリリーフが弱い」と指摘する声も。また、初球暴投で追加点を献上した田中に対しては一部のG党から「話にならん」など辛辣な声が上がっている。
広島3連戦で負け越し、これで2位ヤクルトとゲーム差なしの3位に転落。チームは浮上に向けて投手、野手それぞれ入れ替えが行われるとみられ、2軍で調整中の新外国人ジャスティン・スモーク(34)、エリック・テームズ(34)の2人が昇格する見込みだ。連敗を喫した広島には2.5ゲーム差で迫られており、原巨人の踏ん張りどころとなりそうだ。