東京一小さいアイスクリーム工場!代々木「hete(ヘテ)」の牛乳瓶ソフトを片手におさんぽ

東京一小さなアイスクリーム工場が誕生

東京・代々木「hete(ヘテ)」

代々木公園駅から徒歩6分ほどの住宅街にある「hete」。淡いグリーンの外壁がかわいらしく、目印に昔懐かしいソフトクリームの看板も置いてあります。

店名の「hete(ヘテ)」は、 “~~を経て” から由来しているとのこと。地域や人とのつながり、手作りの工程を ”経て” 得られるものの大切さを伝えていきたいとの意味が込められているそう。

どこか牧場の雰囲気を感じさせる店内

木の香りが漂い、どこか牧場のカフェを思わせる店内。ランプやアンティークガラスなど、ところどころ昔ながらの要素が感じられます。まるで駄菓子屋さんのような、真っ赤のガチャガチャも置いてありましたよ。

”東京一小さなアイスクリーム工場” と謳うだけあり、店内はこぢんまりとした作りです。

毎日店内で手作り。3種類の牛乳瓶ソフトクリーム

heteのアイスクリームは毎日店内で手作りされています。1日100個以上作ることもあるのだとか。その特徴は、牛乳瓶に盛りつけられているところ……!見た目がかわいらしいですよね。

牛乳瓶にする理由は、小さな子どもでも両手で持って食べやすいのと、リサイクルできるため。

「近所のみなさんが、牛乳瓶をきれいに洗って返してくれるんですよ」とおっしゃる店主は、その際の些細なやりとりで人とのつながりが生まれることに喜びを感じているそうです。

1. 王道の「ミルクソフト」

まず初めて食べる人におすすめしたいのが、王道の「ミルクソフト」。写真だと小さめに見えますが、意外にできたてのソフトクリームがたっぷり入っているんです……!それでいて250円とは、かなり得した気分を味わえますね。

ミルク好き大満足。鮮度の高いミルクアイス

比較的かためのテクスチャーですが、口に入れた瞬間、スーッと舌の温度で溶けていきます。ミルクは濃厚で甘さをしっかりと感じられますが、キリッとした後味。

できたてということもあり、鮮度のよさがよくわかりますよ。店先のウッドデッキでいただくと、本当に牧場で食べているかのような気分に。

2. 苦味が絶妙な「コーヒーゼリーソフト」

牛乳瓶にコーヒーゼリーを流し込み、ミルクソフトをのせてチョコレートをトッピングしたコーヒーゼリーソフト。コーヒーゼリーのコーヒーには、徳島県「aalto coffee(アアルト コーヒー)」の豆が使用されています。

コーヒーのスッキリ感とミルクの甘みが相性抜群

ひと口食べてびっくり。コーヒーゼリーと合わせただけで、こんなに大きく印象が変わるとは……!コーヒーゼリーの華やかな香りと、スッキリとキレのいい風味がミルクソフトの甘みと相性抜群です。

一気に大人な味わいを楽しめるソフトクリームになりました。ゼリーのつるんとした食感が、違和感なく溶け込んでいますね。

3. 食感がクセになる「ナッツとはちみつのソフト」

ミルクソフトにはちみつとナッツを加えたソフトクリーム。もうこの組み合わせであれば、合わないわけがないですよね。ナッツはトッピングだけでなく、瓶のなかにもたっぷりと入っています。

ほんのり甘い香りとナッツの食感に癒される

はちみつのやさしい甘みが加わることで、さらに癒やしのフレーバーに。ふんわりと鼻腔をくすぐる、はちみつの花のような香りがたまりません。

ナッツのカリッとした食感もよく、香ばしさがプラスされ贅沢感が増しています。

食べ終わったら、牛乳瓶をかごに返却♪

食べ終わった牛乳瓶は、店頭に置いてあるかごへ。この返却作業、中学生ぶりで懐かしい気持ちがこみ上げてきます……。おうちで食べたい場合は、そのまま持ち帰ることもできますよ。

ミルクソフトに合うドリンクや焼き菓子も

ミルクソフトに合わせて厳選されたハンドドリップコーヒーも注文できますよ。

アンティーク調のケースに陳列された焼き菓子は、お店とつながりのある愛媛県のカフェ「ルドリュロラン」の商品。レジ横にあるので、つい手が伸びてしまいます。

牛乳瓶ソフトクリームを片手におさんぽ

牛乳瓶に詰められたソフトクリームはかわいらしさだけでなく、毎日丁寧に作られているのが伝わってくる繊細な味わい。これから暖かくなる季節、牛乳瓶を片手に代々木公園まわりをおさんぽするのにぴったりだと思いました。

東京一小さいアイスクリーム工場、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

文・写真:岩田知夏(macaroni ライター)

店舗情報

店舗名:hete(ヘテ)
最寄駅:千代田線 代々木公園駅 1番出口徒歩6分
郵便番号:151-0063
住所:東京都渋谷区富ヶ谷2-1-11
市区町村:渋谷区
町域:富ヶ谷2-1-11
営業時間:水曜日~日曜日11時~19時
定休日:月曜日・火曜日

※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。