映画『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』でのダース・ベイダー役デヴィッド・プラウズさん
 - Lucasfilm Ltd. / 20th Century Fox / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 映画『スター・ウォーズ』旧3部作でダース・ベイダー役を務めたイギリス人俳優デヴィッド・プラウズさんの死因は、新型コロナウイルスによる合併症だったという。娘のレイチェルさんが The Sun に明かした。

 デヴィッドさんは現地時間11月28日、85歳で死去。当初は「短い闘病期間の後に亡くなった」としか伝えられなかったが、新型コロナが原因だったという。アルツハイマー病も患っていたデヴィッドさんは、新型コロナに感染し、2週間にわたってロンドンの病院に入院していたが、帰らぬ人となった。

 レイチェルさんは「新型コロナによる隔離で父に会えず、さよならも言えなかったのは恐ろしいことです。しかし、病院に父の私物を取りに行った時、看護師が、父がいかにかっこいい人であったかを話してくれました。父は伝説的な人物でした。父は自分がTwitterのトレンドになるのを見たかったことでしょう」とコメント。このような状況のため、デヴィッドさんを送るセレモニーもできないだろうと語っている。

 ボディービルダーや重量挙げ選手として鍛えた屈強な体格と、198センチの長身を生かしてダース・ベイダー役として活躍したデヴィッドさん(声は米俳優ジェームズ・アール・ジョーンズが担当)。『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスは「デヴィッドさんは、ダース・ベイダーに必要不可欠だった身体性をこの役柄にもたらしました」「ベイダーが記憶に残る悲劇的な人物となったのは彼のおかげです。ご冥福をお祈りいたします」と声明を出していた。

 『スター・ウォーズ』シリーズでレジスタンスの少佐カルアン・イーマットを演じたアンドリュー・ジャックさんも、新型コロナによる合併症で死去している。(朝倉健人)