「今は、まず一致団結を」と呼びかけた伊達みきお

写真拡大

お笑いコンビ・サンドウィッチマン伊達みきおがブログで4月8日、政府が緊急事態宣言発令に伴って打ち出した支援策に対して「文句ばかりが目立つ」と苦言を呈し「今は、まず一致団結してコロナウイルスをやっつけること」が大切だと呼びかけた。その内容についてネット上で「よく言ってくれた!」、「綺麗事言わないでほしい」と賛否の声が飛びかっている。

新型コロナウイルス対策の最前線で奮闘する医療従事者や自粛・休業要請のなか収入が激減して苦労している人など現状に不満を訴える声は少なくない。

伊達みきおはそうした事態を踏まえたうえで「あんまり文句ばっかり並べても今は特に仕方ない。有事なんだから」、「国民全員が納得する策なんて難しいし、きっと…ない」という。

さらにテレビ番組を見ていても「文句ばかりが目立つ」と指摘して、「今は、まず一致団結してコロナウイルスをやっつける事で同じ方向を見ないと乗り越えられないですからね」と呼びかけた。

サンドウィッチマンは東日本大震災が発生した時、ロケを行っていた宮城県気仙沼市で被災した。その経験から被災地の現状を伝え、今も復興支援の取り組みを続けている。

伊達みきおは震災直後のことを「日本中が同じ方向を向いた気が僕はしました」、「めちゃくちゃ大変な時期だったけど、その瞬間は好きな時間でした。感動したし誇りに思えました」と振り返り、今回の緊急事態宣言について「何とか踏ん張って、日本は諸外国とは少し違うというところを見せられたらいい」と願った。

ブログ読者からは「よく言ってくれたっ!! 批判ばかりではなく、みんなで同じ方向向いて頑張ろう。国のために頑張ってくれているすべての人に感謝を忘れずに」、「政策の評価は、コロナ騒動が落ち着いてから十分やっていただいたらいいんです」、「私もテレビを見ていて同じ思いです…未知のウイルス相手に、世界中を見ても日本は重症者、死者数が圧倒的に少なくて、よくやってくれていると感謝しています」と共感する声が多い。

Twitter上ではサンド伊達のブログ投稿に対して「まともなコメントで安心した。ホント文句ばかりの奴は自分でなんでもやりゃいいのよ! そもそも政治も行政も万能じゃねーだろってな」という声がある一方で、「被災地だってみんな同じ方向向いたことなんて一瞬もないと思う。綺麗事言わないでほしい。なんかまじ腹立つ」、「今は声を上げて間違いを正し、政治家を監視せねばならんのよ国民として!」といった声も見受けられた。

伊達が投稿した後、4月16日に緊急事態宣言の対象が全国に拡大された。18日放送のTBS系『新・情報7daysニュースキャスター』で国会議員が収入の減った国民に寄り添おうと歳費2割を1年間削減するという話題を取り上げると、MCのビートたけしは議員の年収が高額なことから「2割とか言ってるけど、半分以上減らさなきゃ」と指摘、ゲストの橋下徹氏は「国会議員は黙っていても給料が保証されて、明日の飯に全然困らない」、「民間の痛みや苦しみを分からない人たちが作っているから血の通った制度にならない」とバッサリ斬っていた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)