最高に頭悪そう...(誉め言葉) 大量のシャウエッセンを突き刺したピザがインパクトしかない
「STAY HOME」(家にとどまりなさい)というのが、今や世界共通のキーワードらしい。外出を我慢して、自宅で過ごそうというのが、現在のトレンドのようだ。こんな時は、美味しいピザでも出前してもらい楽しもうか......、そう考える人は多いかもしれない。
いまSNSで、下のような宅配ピザが話題となっている。
全力ソーセージ(写真提供:アオキーズ・コーポレーション)
まるでソーセージのハリネズミのようなピザだ。焼きあがったピザから、無数のソーセージが首を出しているではないか。ツイッターにはこんな声が寄せられている。
「なんか鳥肌たって身体痒くなってきた...」
「スターゲイジーパイ」
スターゲイジー・パイ(Stargazy pie)というのは、英国の地方料理の一つで、パイ生地で魚を卵やジャガイモで包んで焼いたものだという。パイの中から魚の頭が出ており、見た目はかなりグロいらしい。
一方、こんな好意的な感想も......
「発想はバカだけどすごく美味そう」
「なんて贅沢なピザなんだ!」
「シャウエッセンが大好きな僕からすれば嬉しい」
この強烈なインパクトのピザは、東海地区でトップシェアを誇る宅配ピザチェーン「アオキーズ・ピザ」(名古屋市中村区)の「全力ソーセージ」という商品だ。
いったい、なぜこのピザを作ることになったのか? Jタウンネット編集部は、2020年4月6日、「アオキーズ・ピザ」に取材した。
約50本のソーセージをトッピング
全力ソーセージ(写真提供:アオキーズ・コーポレーション)
Jタウンネット編集部の取材に答えてくれたのは、アオキーズ・コーポレーションの広報担当者だった。
「全力ソーセージ」企画のきっかけと狙いは何だったのだろう?
「19年の12月頃より企画しておりました。一般家庭で人気が高く、馴染みのあるシャウエッセンで美味しさと面白さの両立できる商品ができないかと考えたのが始まりです」
なるほど、ニッポンハムの人気商品「シャウエッセン」とのコラボがきっかけとなったようだ。
使われているソーセージの本数は?
「使用するソーセージの本数はSサイズで9本、Mサイズで16本、Lサイズで24本です。半分に切って使用するのでSで18本、Mで32本、Lで48本のソーセージがトッピングされています。見た目の強烈なインパクトが一番の特徴です」
トッピングされているのは、「カリーヴルスト」という、ソーセージにカレー粉をまぶして焼いたドイツ料理の一つだ。ピザはイタリア料理だが、トッピングはドイツ料理の「カリーヴルスト」。こちらもコラボである。またピザのミミにもソーセージが詰まっているという。ソーセージ好きにはたまらない一品だ。
SNSで話題になっていることについて、コメントを聞いてみた。
「弊社としては、たんに美味しいものを提供するだけでなく、楽しさや面白さを付加し、お客様の想像を超えるものを提供することを、モットーとしています。話題になるかどうかは、そのことに関する一つの指標となるので、今回の反響はとても嬉しく感じています」
なお、「全力ソーセージ」が販売されているのは、東海地方の愛知県・岐阜県・三重県の52店舗のみだ。他県の皆様、悪しからず......。