ガラタサライでは後半戦から登録外となってしまった長友。それでも自宅でのトレーニングなどの様子を積極的に発信している。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 トルコのガラタサライに所属する長友佑都が4月5日、自身のツイッターを更新し、日本のファンに外出の自粛を呼びかけた。

「感染拡大を抑えられる本当に最後のチャンス!皆さん外出の自粛をお願いします!愛する人を失ってからでは遅い!」

 この投稿の直後には、「こんな状況で明日から学校再開って。どうかしてるよ」、「学校再開したら爆発感染間違いないよ!行動範囲の広い若者たちが一気に感染を広げる。今大事なのは勉強ではなく命だよ!勉強の遅れは取り戻せるけど、命は取り戻せない!」と立て続けに日本の現状を嘆くツイートをして、警告を発した。

 これらの投稿にファンも「本当にその通りなんです…」、「もっと言って下さい!」、「長友選手、助けて下さい」、「拡散希望です」など同意する意見が数多く寄せられた。
 
 日本代表の同僚で、ポルトガルのポルティモネンセに所属するGK権田修一は、このつぶやきをリツイート。「佑都くん、うちの子も明日から小学1年生で入学式がありますが休ませます。義務教育なのはわかります。ただ、欧州の現状を目の当たりにしたら行かせる事はできません」と投稿。これに長友も「俺も絶対息子に行かせないわ。欧州の状況知ってるから」とすかさず返信を送っている。

 新型コロナウイルスはトルコでも急速に感染が拡大。長友は以前にも、次のような警告を発していた。

「トルコは1ヶ月前は感染者数は数十人でしたが、今では約2万人に増えています。3週間前から飲食店などは全て止まっていますが、この増加率です。日本もこのままでは危険です!皆さん自宅にいて自分と愛する人を守ってください!それが多くの人を守ることにも繋がります!」

 感染者数が増えているにもかかわらず、休校期間の延長などの措置が採られていない日本の現状に、物申さずにはいられなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部