マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督

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[2.26 欧州CL決勝T R・マドリー1-2マンチェスター・C]

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督はレアル・マドリー戦の試合後、公式会見で「イギリスで10日間休み、可能な限りマドリーの全ての試合を見た」と明かした。スペイン紙『アス』が報じている。

 マンチェスター・Cは26日、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦に臨み、敵地サンティアゴ・ベルナベウでR・マドリーと対戦した。グアルディオラ監督はこの一戦に向け、FWベルナルド・シウバを1トップ、左ウイングにFWガブリエル・ジェズスを起用するという奇策に打って出た。

 試合は後半15分、MFイスコのゴールでR・マドリーが先制。それでも同33分、MFケビン・デ・ブルイネのクロスからキーマンのジェズスが決めて追いつくと、同38分にはデ・ブルイネがPKを決めて逆転に成功した。さらに終了間際には、またもジェズスがDFセルヒオ・ラモスの退場を誘って試合終了。優位に立った形でホームでの第2戦に進んだ。

 采配が的中したグアルディオラ監督は「できるだけ対戦相手のことを見るようにしており、イギリスで10日間休んで、可能な限りマドリーの全ての試合を見た」とウインターブレイクの過ごし方を公開。「彼らは4-3-3で始まり、ハーフタイムに4-4-2になった。選手にも多くの情報を与えたが、今季までMFフェデリコ・バルベルデのことはあまり知らなかった」と振り返った。

 またウイング起用のジェズスについては「彼が持つ推進力は他の選手にないものだ。彼がダイアゴナル(対角線)にとても速く走ることにより、彼らは守りにくくなるため起用を決めた。DFラファエル・バラン、DFセルヒオ・ラモス、そしてバルベルデが止めないといけなくなるからね」と語っている。