【前園真聖コラム】第286回「小学生のころから評判だった遠藤保仁の特長」
23日の試合で、G大阪の遠藤保仁が21年開幕戦先発出場という記録を達成し、さらにJ1通算出場では最多タイの631試合という記録に並びました。本当におめでとうございます。
遠藤は僕と同じ鹿児島出身で、小さいころから「遠藤3兄弟」として有名でした。長男の拓哉は僕と同級生、次男の彰弘は僕が高校3年生のときの1年生。僕が高校生だったころ小学生だった保仁とは残念ながら一緒にプレーすることはなかったのですが、保仁は「3兄弟の中では一番サッカーセンスがある」と言われていました。
U-16日本代表からずっと各年代の代表チームに入り、ワールドカップには3大会連続でメンバー入りしました。2010年南アフリカワールドカップでは決勝トーナメント進出を決定する得意のFKからゴールを決めました。個人的には海外のクラブでプレーする姿も見たかったと思います。
今もときどき話をしたりインタビューすることもあるのですが、いつもマイペースで誰に対しても素直だし、傲ることもありません。しかもどんな状態の時も常に変わらないというのが遠藤のいいところです。
昨季、コンディションがよくても先発で使われなかったという経験をして、遠藤の心に期するものが出来た気がします。40歳になりましたが、ここからもう一つ花を咲かそうと変わったように見えました。
これから先は自分の経験を生かしたプレーをすると同時に、若い選手たちの良さをうまく引き出していくことになるでしょう。1999年ワールドユース(現U-20ワールドカップ)で準優勝に輝いたメンバーの中でJ1でプレーするフィールドプレーヤーは遠藤だけになりましたが、まだまだ活躍を続けていってくれることだと思います。
遠藤は僕と同じ鹿児島出身で、小さいころから「遠藤3兄弟」として有名でした。長男の拓哉は僕と同級生、次男の彰弘は僕が高校3年生のときの1年生。僕が高校生だったころ小学生だった保仁とは残念ながら一緒にプレーすることはなかったのですが、保仁は「3兄弟の中では一番サッカーセンスがある」と言われていました。
今もときどき話をしたりインタビューすることもあるのですが、いつもマイペースで誰に対しても素直だし、傲ることもありません。しかもどんな状態の時も常に変わらないというのが遠藤のいいところです。
昨季、コンディションがよくても先発で使われなかったという経験をして、遠藤の心に期するものが出来た気がします。40歳になりましたが、ここからもう一つ花を咲かそうと変わったように見えました。
これから先は自分の経験を生かしたプレーをすると同時に、若い選手たちの良さをうまく引き出していくことになるでしょう。1999年ワールドユース(現U-20ワールドカップ)で準優勝に輝いたメンバーの中でJ1でプレーするフィールドプレーヤーは遠藤だけになりましたが、まだまだ活躍を続けていってくれることだと思います。
関連情報(BiZ PAGE+)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。