先制点を挙げたドウグラス・ヴィエイラ。写真:滝川敏之

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 J1リーグは2月23日、各地で開幕戦の4試合を開催。エディオンスタジアム広島では、サンフレッチェ広島鹿島アントラーズの一戦が行なわれ、3-0で広島が勝利を収めた。

 試合は立ち上がりの3分に鹿島にビッグチャンスが訪れる。前線からのプレスを強めボールを奪うと、ファン・アラーノがペナルティエリア付近から強烈なシュート。これはポストに弾かれ、こぼれ球を拾った和泉竜司のシュートもポストを直撃し、ゴールネットを揺らすことができない。

 すると広島もリズムを掴み始めた20分、前線からのハイプレスが機能。レアンドロ・ペレイラが三竿健斗からボールを奪うと、ゴール前のドウグラス・ヴィエイラへ。これをD・ヴィエイラがなんなく押し込んで広島が先制した。

 さらに25分には自陣からカウンターを発動。右サイドを崩し、D・ヴィエイラがグラウンダーのクロスを入れると、これをファーサイドに回り込んだL・ペレイラが押し込み2点目をゲットした。

 後半に入ると、鹿島が反撃に出るが、決め手を欠いて得点を奪い切れない。すると84分、再び敵陣でのボール奪取からカウンターを発動。最後は森島司がしっかりと決め、ダメ押し。広島が3-0とし、このままタイムアップとなった。

 広島がホームで勝点3を掴んだ一方で、鹿島は今季ACLプレーオフのメルボルン・ビクトリー戦、ルヴァンカップ・名古屋戦に続き、これで早くも公式戦3敗目となった。敗れた3試合は、いずれも無得点と得点力不足に悩まされている現状だ。

 次節、広島はアウェーで浦和戦(3/1)、鹿島はホームでの神戸戦(2/28)となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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