盗まれたランボルギーニ・ウルス(画像は『TimesLIVE 2020年2月16日付「R200k reward offered for recovery of R4m Lamborghini」(Image: Supplied / Anton Koen)』のスクリーンショット)

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南アフリカ・ヨハネスブルグでは高級車泥棒があとを絶たず、カーディーラーを装って巧みな話術で高級車を盗んでいくそうだ。そんななかランボルギーニを盗まれた所有者が、情報提供者に150万円ほどの謝礼金を用意したという。『TimesLIVE』などが伝えている。

ランボルギーニ社の「ランボルギーニ・ウルス」は最高速度305km/h、高級感漂うスポーツカーで歌手ジャスティン・ビーバーの愛車の1台としても知られている。

このランボルギーニ・ウルスが2月4日、ヨハネスブルグで盗まれてしまった。400万ランド(約2960万円)で純白のウルスを購入した所有者は、カーディーラーを名乗る人物から電話を受け「あなたの車に問題が見つかったので、ディーラーの者がお宅へ伺って確認します」と言われたそうだ。そして実際にディーラーと思われる人物がやって来たため所有者は車の鍵を預けたが、ウルスはディーラーとともにそのまま行方不明になってしまったのだ。

車両追跡サービスや盗難車発見を専門としている私立調査会社のアントン・コーエン氏によると、こういった手口で高級車を盗むケースは増加しており、先週だけでも2件、同様の手口で盗まれた車の依頼があったそうだ。「非常に洗練された手口で、高級車所有者を巧みにだましている」とコーエン氏は述べている。

狙われやすい高級車はベントレー、フェラーリ、ランボルギーニといった日本の市場でも数千万円クラスの超高級車だ。

コーエン氏は、このランボルギーニ・ウルスに関する情報を提供してくれた人には所有者から20万ランド(約150万円)の謝礼金が支払われることを公表したところ、これまでに300件もの問い合わせがあったという。現在、モザンビークにいる人物が容疑者としてあがっており、警察が追跡中だということだ。

画像は『TimesLIVE 2020年2月16日付「R200k reward offered for recovery of R4m Lamborghini」(Image: Supplied / Anton Koen)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)