国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第74回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が決定した。

日本映画大賞に輝いたのは、石川慶監督の『蜜蜂と遠雷』。監督賞、スポニチグランプリ新人賞の鈴鹿央士と合わせて最多3冠を獲得。『半世界』(阪本順治監督)も、女優助演賞、脚本賞、録音賞で、同じく最多3冠を獲得した。

(C)2019「新聞記者」フィルムパートナーズ

日本映画優秀賞には藤井道人監督の『新聞記者』が選ばれ、女優主演賞に輝いたシム・ウンギョンと合わせて2部門で受賞。男優主演賞には『カツベン!』の成田凌が輝き、美術賞と合わせて2部門の受賞となった。

(C)2019映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

男優助演賞は『凪待ち』の吉澤健、女優助演賞は『半世界』の池脇千鶴がそれぞれ受賞。『蜜蜂と遠雷』の鈴鹿央士と『町田くんの世界』の関水渚にはスポニチグランプリ新人賞が贈られる。また、田中絹代賞は風吹ジュンが受賞した。

撮影賞は『ある船頭の話』クリストファー・ドイル、美術賞は『カツベン!』の磯田典宏、音楽賞は『天気の子』のRADWIMPS、録音賞は『半世界』の藤本賢一、アニメーション映画賞は『海獣の子供』(渡辺歩監督)、大藤信郎賞は『ある日本の絵描き少年』(川尻将由監督)、ドキュメンタリー映画賞は『えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤滋』(伊勢真一監督)に決定した。外国映画ベストワン賞は『ジョーカー』(トッド・フィリップス監督)が選ばれ、さらに特別賞は衣装の宮本まさ江に決まった。

映画ファンが選ぶ、TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 日本映画部門は『凪待ち』(白石和彌監督)、外国映画部門は『ジョーカー』(トッド・フィリップス監督)が受賞した。なお、表彰式はミューザ川崎シンフォニーホールで2月13日(木)に開催される。

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