レンタルバックをのぞく今季の新戦力は11人(古宿は選手権決勝のため欠席)。前列左からマギーニョ、松尾、下平監督、熊川、瀬古。後列左から一美、志知、六反、星、小林、手塚。写真:滝川敏之

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 13年ぶりにJ1昇格を果たした横浜FCが1月13日、横浜市内で新体制発表記者会見を行なった。

 同会見で、服部健二GMは今季の目標を「トップ10」と説明。昇格組のチームにとって決して簡単なミッションではないが、下平隆宏監督は、これまで積み上げてきたスタイルの継続と進化を強調。「しっかりポゼッションして、自分たちの時間を長くして、主導権を持って。その精度が上がれば十分に可能性はある」と意気込みを口にする。

 また中期目標として、「2022年までにJ1リーグへ定着」、「2024年までにいずれかのタイトル獲得、ACL出場権獲得」などが掲げられ、新シーズンをその足掛かりとするつもりだ。

 今季の新加入選手は、レンタルバックの市川暉記と安永玲央を除き、全部で11人。昨季は京都のエースとしてJ2で17ゴールを挙げた一美和成、柏時代に下平監督の指導を受けたゲームメーカーの手塚康平、攻守両面でアグレッシブに戦える志知孝明など、楽しみな戦力が加わった。指揮官も「必要な選手をしっかり揃えていただいて、補強としては満足しています」と話した後、「見ても分かると思いますが、イケメン揃いです(笑)。横浜の地に合うような爽やかなイケメンで、そこも期待してほしいです」と言って会場を盛り上げた。

 開幕戦の相手は天皇杯覇者の神戸。下平監督は「チャンスはあると思う。逆に(勝利を)狙っている」と表情を引き締める。ポテンシャルを秘めた若手はもちろん、三浦知良や中村俊輔など経験豊富な名手を擁するなど注目必至の横浜FCが、久々となるトップリーグで旋風を巻き起こせるか期待したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

【横浜FC新体制PHOTO】今季の目標はJ1トップ10!11人の新加入選手とともにJ1定着を目指す!

 
2020年メンバーリスト
★=新加入 ●=レンタルバック

GK
1 竹重安希彦
18 南 雄太
21 市川暉記 ●
44 六反勇治 ★

DF
2 藤井悠太
3 マギーニョ ★
4 小林友希 ★
5 田代真一
14 志知孝明 ★
19 伊野波雅彦
20 カルフィン・ヨン・ア・ピン
26 袴田裕太郎
29 星キョーワァン ★
33 川粼裕大

MF
6 瀬古 樹 ★
7 松浦拓弥
8 佐藤謙介
17 武田英二郎
22 松井大輔
27 中山克広
28 安永玲央 ●
30 手塚康平 ★
32 古宿理久 ★
34 熊川 翔 ★
37 松尾佑介 ★
40 レアンドロ・ドミンゲス
46 中村俊輔

FW
9 一美和成 ★
10 イバ
11 三浦知良
13 瀬沼優司
15 齋藤功佑
16 皆川佑介
23 斉藤光毅
25 草野侑己