香川所属サラゴサ、まさかの試合延期 相手チームがインフルエンザ集団感染の事態
スポルティング・ヒホンの10選手がインフルエンザに感染 「38度の熱を超えている」
MF香川真司が所属するレアル・サラゴサは、リーガ・エスパニョーラ1部昇格に向けて大事な2部での後半戦に入っていく。
そのスタートとなるはずだった現地3日開催予定の第22節スポルティング・ヒホン戦だが、対戦相手のチームがまさかのインフルエンザ流行で試合が延期になってしまったという。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
記事によるとスポルティングは7時間のバス移動をかけてサラゴサにへとたどり着いたが、そこに招集された22人のメンバーのうち、2台のバスのうち1台にはインフルエンザにかかった10人の選手が乗っており、もう1台のバスにはまだ感染していない12人のプレーヤー、それに加えて育成組織出身の選手が急きょ乗り込むことになったという。
スポルティング側のメディカル担当者の話によるとインフルエンザに感染した10人は「38度の熱を超えている」という状態で、「他の5選手も同じ症状を抱えている」と報じた。サッカーができる状態にないとスペインサッカー連盟に訴え、これを連盟側も受理したことで正式に試合延期が決まった。
延期する試合日程については現地時間3日の14時までに両チーム間で合意する必要があり、それ以外の場合は連盟の方で決定する。ちなみにサラゴサは今季、9月に行われる予定だったフエンラブラダ戦でも相手チームの選手が集団で胃腸炎にかかったことにより、試合延期を余儀なくされる事態が発生。開幕直後に好スタートを切ったチームは水を差される形になった。
二度目の思わぬ延期で日程が過密になることが予測されるサラゴサだが、不測の事態を乗り越えて昇格争いを勝ち抜くことができるか。(Football ZONE web編集部)