冬も本番となり、風邪やインフルエンザが流行り始める時期となりました。風邪予防に欠かせないものといえばマスクですが、最近は従来の白ではなく黒やピンクといったマスクもよく見かけますよね。マスクもオシャレに、という意識が高まっているのでしょうか?

肌荒れやすっぴんでも、マスクで隠せば外出OK?

今回ご紹介するのは萬祥株式会社が20代女性を対象に行なった、「マスク事情」に関するアンケート調査です。こちらによると、20代女性でマスクをした経験のある人は96.1%。ほぼ全員に近い人がマスクをした経験があると答えていますが、その時マスクをつけた理由を調査してみると、面白いことが分かりました。

マスクをつけた理由は?

風邪や花粉症対策したいとき……60.3%

肌荒れ・すっぴんなどで顔を隠したいとき……23.8%

秋冬に寒さ対策したいとき……5.5%

乾燥・紫外線対策したいとき……2.5%

なんだか安心感がほしいとき……2.3%

口臭が気になるとき……1.1%

コンプレックスを隠して小顔に見せたいとき……1.0%

なんと、20代女子でマスクをしている人のうち、従来の使用方法である「風邪や花粉症対策」でつけている人は約6割。意外と多くの人が、「顔を隠す」目的でマスクを使用しているのです。だからこそ、20代女子が気にするのは「自分がマスクをつけた姿」。マスクで顔を隠すことにより、どんなふうに見られたいのでしょうか?

マスクといえば、最近壇蜜さんと結婚した清野とおるさんも「粘膜を見られたくない」との理由で、メディアに出るときはマスク姿です。

最近黒マスクをよく見かけるのは、小顔効果のためだった!?

さらに同調査では、20代女性がマスクを選ぶ際に重視する点についてもアンケートを行なっています。結果は次の通りです。

最近は使い捨て前提の紙素材ではなく、洗って使える新ポリウレタン樹脂のマスクが人気。カラーバリエーションも豊富です。

圧倒的に多いのは「いつでも手軽に買えるリーズナブルな価格」(52.8%)と、「花粉・ウイルスを大幅カットするフィルター性能」(38.0%)。この2つで約9割を占めますが、見過ごせないのが5.7%の「つけてるだけで楽しくなるデザイン性」。これが、最近よく目にするカラフルなマスクです。

こちらの結果をもとに同調査では「どういうデザインのマスクを選びますか?」とも質問していますが、一番多かったのは「服装に合わせやすい」(37.2%)でした。服装に合わせやすいマスクといってもピンとこない人もいるかもしれませんが、同調査に寄せられた具体的意見をいくつかご紹介します。

「白は膨張色なので小顔に見える色のものを選んでいます」(福島県/学生)

「服の色やコンセプトに合わせてマスクも変えてます!」(北海道/パート・アルバイト)

「普通のより可愛いのがいいので、女の子らしいピンク色をつけてます」(千葉県/パート・アルバイト)

「ピンクや黒、紺色のマスクを服の色に合わせて使っています」(東京都/会社員)

マスクのデザイン性にこだわる人は、服の色に合わせたトータルコーディネートを楽しんでいるのです。さらに膨張色の白よりも、黒のほうが小顔にみえるという意見も納得。その効果は定かではありませんが、最近黒のマスクをよく見かける理由がなんとなく分かった気がします。

“せっかくマスクをするなら、それを活かしたオシャレを楽しみたい”そんな20代女性の発想はユニークで、今後他の世代にも広がるかもしれません。

【調査概要】
調査主体:萬祥株式会社
調査期間:2019年11月13日(水)〜2019年11月15日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,058人
調査対象:全国20代女性
モニター提供元:ゼネラルリサーチ