どの球団が有利!?ソフトバンクのあの選手は6球団の競合に

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 プロ野球チームが12球団ある中、1番乗りでFA宣言したソフトバンクの福田秀平。求めているものは、お金ではなく出場機会だろう。ソフトバンクが宣言残留を認めているため、福岡ソフトバンクホークス・千葉ロッテマリーンズ・東北楽天イーグルス・埼玉西武ライオンズ・東京ヤクルトスワローズ・中日ドラゴンズの6球団が調査や交渉を行っている状況で、争奪戦になることは間違いない状況だ。

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福田はどこの球団を選ぶのがベストの選択か


 福田は「プロ野球選手である以上試合の頭からでたい」と語っている。ネット上でも「福田はお金ではなくスタメンとして出場できる球団がいいのだろう」という声が多くあるほどだ。もちろんレギュラーは譲ってもらうものではなく勝ち取るものではあるが、外野の穴を埋めたい球団が有利になるだろう。そこで注目したいのが、パ・リーグの埼玉西武ライオンズだ。

埼玉西武ライオンズは、センターを守り続けてきた秋山翔吾が同じくFA宣言をし、海外への挑戦を表明した。秋山の穴を埋めるために、なんとしても福田を獲得したいのが本音だろう。今季主に両翼で出場していた金子侑司や木村文紀も絶対的レギュラーではないので、十分レギュラー争いができる環境だ。「秋山だけでなく来年には金子のFAも控えているので、福田を取ってほしい気持ちは切実」と願っているファンもいる。

同一リーグの移籍になるため、各球団の投手の特徴などは把握しているのがポイントだ。来季のゲームもすんなりと入ることができるだろう。ただし、古巣球団とシーズンを通して何度も対戦しなければならないことがネックになる。

交渉面では、飯田光男球団本部長と渡辺久信GMの本気度も伝わってきた。FA宣言した選手が公表され他球団との交渉が可能になった11月3日、福岡でどの球団よりも早く交渉のテーブルについたのだ。金銭面ではソフトバンクに見劣りしない4年4〜5億以上の条件を提示したと言われている。また、背番号なども好条件を提示。福田からは「どうして西武の選手は怪我が少ないんですか?」など、手ごたえのある質問もあったという。

異なるリーグへの移籍は?

 次に注目したいのは、セ・リーグの東京ヤクルトスワローズだ。神宮球場は立地も良く、都内からのアクセス抜群なので、通勤の面で不安はないだろう。セ・リーグは6球団中在京3球団となっているので、移動距離が短いのも魅力の一つである。ファンからは「福田にはまじで来てほしい」「来てくれたら絶対ユニフォーム買います」など、切実な声がネット上に挙がっている。

ヤクルトの外野の主力は、バレンティン・雄平・青木宣親など35歳を超えている選手が多く、世代交代や怪我などの心配もある状況だ。バレンティンとの来季契約も未定なため、外野の穴を埋めたいという気持ちがあるだろう。そんな中、まだ30歳の福田が加入すれば、大きな戦力になることは間違いない。

異なるリーグ間での移籍になるため、古巣との対戦も少なくなる。古巣との対戦を嫌がる選手もいるので、福田の考え方にもよるが、ヤクルトも有利な球団の一つなのかもしれない。子どもの頃「神宮球場」に通っていたと福田本人の口から発言もあったほどだ。ただし、異なるリーグへ移籍する場合、対戦チームのピッチャーとの対戦がほとんどないため、特徴を掴んだり慣れたりするまで苦労することも多くなるだろう。

悩みぬいた福田が選ぶ球団は?

争奪戦状態になっている福田は、さまざまな球団から好条件を提示されている。金銭面ではほぼ同額をどこの球団も提示しているといわれているが、一番のポイントは条件面だろう。外野手の状況を考慮して、埼玉西武ライオンズや東京ヤクルトスワローズが有利かと思われる。

しかし、他球団も好条件で交渉のテーブルについているので、福田がどのような決断を下すのかは最後まで全く分からない。悩みに悩んだ福田は来季どのユニフォームを着て試合に出場しているのか。決断を下すその時まで目が離せない状況が続く。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]