エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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17年世界一アストロズのヒンチ監督「彼は何でもできるみたいだね」

 アストロズのAJ・ヒンチ監督が26日(日本時間27日)、エンゼルス大谷翔平投手について、「彼は素晴らしい! 打者としてたくさん調整したことによって、バッターボックスに立つと、どこにでも打てるから恐ろしいよね。パワーもあるしね。2年目になってメジャーの投手と対戦し経験を積んでいるからバッターボックスに立っても落ち着いている」と高く評価した。

 大谷は今季106試合出場し、打率.286、18本塁打、62打点。対アストロズは10試合出場して38打数8安打の打率.211だったが、7月5日の対戦ではバーランダーから13号ソロを放つなど2本塁打、4打点をマークした。左膝の分裂膝蓋骨を手術したため今季絶望となったが、敵将は大絶賛だった。

「こちら側としても、彼がどのような打者なのかが、ちょっとばかりだけど分かるように調べたよ。走るのも速いし、パワーもある。それにブレーキングボールやこっちのピッチャーが投げる速度に慣れるにつれて、彼ももっといい対策を練ることができているんではないかな」

「これからも経験を積んでいき成長する中でもっともっと分かることも多くなるんではないかな……。(こちらに来る前は)彼のことはビデオでしか見たことがなかった。でも噂には聞いていたけどね。彼は何でもできるみたいだね」

 前日25日から軽めの投球練習を再開。オースマス監督は「座った状態で、上半身を使い軽めの投球をした」と説明した。今季地区3連覇を果たした敵将から太鼓判を押された大谷。来季の二刀流完全復活に期待したいところだ。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)