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前回の「駆け込み購入で満足できる高性能ミラーレス5選」に続いて、今回はビックカメラ有楽町店のパソコン売り場で「増税前だからこそ狙いたいプチ贅沢ノートPC」をナビゲートしてもらいました。

コーナー担当の近藤直樹氏によると、パソコン売り場は増税前の駆け込み需要がほかの売り場よりも早くから目立っていたようです。「当店は周囲がビジネス街なのもあり、法人のまとめ買いの動きが8月最終週から目立っています。もちろん、個人の方の買い替え需要も高まっているのを感じます。Windows 7のサポートが2020年1月に切れることもあり、増税前のタイミングで乗り換える動きが活発になっているようです」

売り場の感触として、2010〜2014年ごろの機種から乗り換える人が多いとのこと。それを踏まえて、後悔せず長く使えるモデルを選ぶポイントを挙げてもらいました。

パソコンはラインアップが多く、主力ではないモデルは早期に売り切れるリスクが高まる。ハイエンドモデルやニッチモデル狙いなら早めの決断が肝心

長く快適に使うには、必要最低限で妥協せずに基本スペックを上げるのが常道。最新規格の採用にも要注目

ストレージはSSDを選ぶのが断然おすすめ。液晶のタッチ操作が不要なら、価格を抑えられる

では、モバイルタイプから据え置きタイプの順でおすすめモデルを紹介していきましょう。

※本文と写真で掲載している価格は、2019年9月11日15:30時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見てください。

○セレクト1:2in1パソコンの定番「Surface Pro 6」でちょい贅沢

法人個人ともにモバイルPCで売れ筋になっているのが、日本マイクロソフトのタブレット「Surface Pro 6」です。2736×1824ドットの12.3型タッチ液晶を採用したWindow 10 Homeモデルで、Office Home & Business 2019もプリインストールしています。

Core m3と128GB SSD、4GBメモリーを搭載する最小構成モデル「LGN-00017」(税込み価格10万7773円)も安定して売れているそうですが、今回はプチ贅沢ということで、ひとつ上になるCore i5と128GB SSD、8GBメモリー搭載モデル「LGP-00017」をセレクトしてもらいました。税込み価格は12万9373円となります。

「Windows 7全盛時代のパソコンと比べると、タッチ操作の精度が段違いに優秀で、仕事でメモ書きに使うといったスタイルにもなじみます。9月30日まで、純正のタイプカバー(キーボード兼カバー、色はブラック)が無料でプラスされるキャンペーンもやっているので、かなりお買い得ですよ」

○セレクト2:タフで19時間駆動する13.3型シェルノート「dynabook G5」

タッチ操作やキーボードを外してのタブレットモードが必要ない人には、東芝のフルHD13.3型ノート「dynabook G5」が注目されているとのことです。重量約859gの軽さで約19時間駆動する仕様で、米国防総省制定のMIL規格に準拠した耐久テストをクリアする頑丈さが特徴となっています。

ラインアップのうちとくにおすすめなのが、メーカー2年保証が付く同店オリジナルモデル「P2-G5JB-BL」とのこと。Core i5と256GB SSD、8GBメモリーを搭載して、税込み価格は16万7184円となります。

「従来どおりのモバイルノートのスタイルで使うなら、頑丈さも長持ちさも全方向で優秀なモデルだと思います。ヘビーモバイラーの方によく指名買いされます」

○セレクト3:画面サイズを犠牲にせず小さくした「LAVIE Note Standard」

据え置き型ノートのスタンダードモデルでは、NECの15.6型フルHDノート「LAVIE Note Standard」がセレクトされました。Ryzen 7と512GB SSD、BDXLドライブ、8GBメモリーを内蔵した「NS600/NA」の税込み価格は14万5584円になります。

「標準的な15.6型ノートですがベゼルが狭いので、乗り換えたときに画面の大きさはそのままに、モノとしてはコンパクトに収まるのが魅力です。画面をほぼ180度倒せる仕様も喜ばれることが多いですね」

○セレクト4:17.3型の大画面を搭載した「FMV LIFEBOOK NH」

大画面志向の人におすすめなのが、富士通の17.3型ノート「FMV LIFEBOOK NH」です。Core i7と、512GB SSD、BDXLドライブ、8GBメモリーを搭載した同店オリジナルモデル「FMVN78D2GB」の税込み価格は23万7384円となります。

「17.3型ノートは一時期あまり見かけなくなりましたが、この夏に再び選びやすい環境になりました。リビングのテレビと同じように、据え置きパソコンも前より小さな画面に乗り換えることはあまりありません。従来、17型クラスの大画面モデルを使っていた人におすすめです。特に、このモデルは画面が大きいだけでなく、全体的にスペックが底上げされているところがポイントですね」

○セレクト5:コアなファンが多いゲーミングノート「Razer Blade 15」

最後に、人気が高まっているゲーミングノートPCも選んでもらいました。Razerの15.6型フルHDモデル「Razer Blade 15(ベースモデル)」が一押しとのこと。ゲーミングPCの人気ブランドから売り出されている純正モデルで、Core i7とGeForce RTX 2060、512GB SSD、16GBメモリーなどを積んでいます。税込み価格は31万1763円。

「液晶パネルのリフレッシュレートが144Hzと、通常の倍程度になるので、シューティングゲームなどでも緻密な動きが再現できます。高価ですが、学生さんが奮発して買われることも珍しくありません」

○はみ出しセレクト…11月になるけれど、長く使うならWi-Fi 6対応モデルも

9月には間に合わないものの、近藤氏がこれから注目したいモデルとして挙げるのは、東芝の15.6型ノート「dynabook Z7」です。据え置きノートで上位の位置づけとなるシリーズで、Wi-Fi 6やThunderbolt 3などの最新規格に対応しているのが特徴です。11月に発売予定で、同店オリジナルモデル「P1Z7LBBW」の税込み価格は20万3280円となります。

「長くパソコンを使うなら、数年後の環境にもフィットできる機能がど欠かせません。5G通信が普及した暁にはより高速な無線LAN環境が欲しくなるので、そういう意味でWi-Fi 6対応は大きな利点になると思います」