炭素量多い鋼材、短時間で簡単に接合する技術を阪大が開発
溶けて性質が変化した材料は圧力で外部に押し出され、材料全体は熱や圧力による性質の変化がない。接合部を含めて材料本来の高い強度を保てるため、鉄道のレールの接合など負荷のかかる用途から需要を見込む。
炭素の含有量が多い鉄鋼材料は低価格で強度が高いが溶接が難しく、従来は鉄鋼材料製造時に炭素含有比率を0・15%までに抑える必要があった。同技術を使えば炭素の除去量が少なくすむため、結果的に二酸化炭素排出抑制にもつながる。
一方、摩擦撹拌接合も炭素量が多くても対応できるが、硬い材料との摩擦により消耗品となる回転工具の寿命が短く、コストが高くなる課題があった。
同技術は圧力と温度を計算すれば、一般的な鉄鋼材料やアルミニウムなどさまざまな金属にも適用できる。
今回の研究成果は17―19日に東北大学で開かれる溶接学会秋季全国大会で発表される。
