久保建英がレアル・マドリーからマジョルカに期限付移籍をすることになりました。正直に言えば、レアルの白いユニフォームを着て久保が活躍するのが見たかった……とも思います。

もし久保がレアルに残ったとしたら、どうなったでしょうか。きっとカスティージャで3部のリーグに出場し、トップチームのケガ人が出た場合には1部リーグの試合に出場できたかもしれません。そのため、たぶん様々な幸運が味方したとしても、きっと試合出場の機会はそう多くなかったのだろうと思います。

そして一時、移籍先として噂に上っていたバジャドリードにしても、戦力がある程度固まっている中で、そのポジションの2番手、あるいは3番手としてピックアップされていたようです。ですからバジャドリードでもピッチに立つ姿はなかなか見られなかったかもしれません。

ですがマジョルカは2部から上がったばかりのチームで、久保を必要な戦力としてみてくれています。たぶん試合にも積極的に起用してもらえるでしょう。ならば試合経験がほしい久保にとってもいい選択だと思います。

マジョルカは昇格チームなので、降格を怖れるあまり守備的な戦術ばかり採り、久保の攻撃センスが生かせないのではないかという声も聞きます。もし、イタリアやドイツならば、その指摘どおりでしょう。

ですがリーガ・エスパニョーラは下位のチームでも守備一辺倒ではなく、攻撃の姿勢をみせるのが特徴です。それならば久保の活躍する機会も必ずあるでしょう。白でないのは残念な気もしますが、今は赤いユニフォームの久保が躍動する姿を楽しみに待ちたいと思います。