井上尚弥【写真:Getty Images】

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ウェインライト記者が持論「イノウエを倒せる男は誰なのか? 私は…」

 ボクシングのWBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)と5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が激突するワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝は11月7日のさいたまスーパーアリーナに決定。優勝候補大本命のモンスターだが、米ボクシング専門誌「リング」の格付け評議員は“井上を倒せる男”の存在を指摘している。

 リング誌選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で4位に選出されるなど階級を超越し、最強の一角に認められている井上。18戦全勝の3階級制覇王者は、直近3試合で世界王者を合計441秒で倒している。

 そんな死角なしのモンスターを倒すことができる男がいると主張するのはリング誌の格付け評議員、アンソン・ウェインライト記者だ。自身のツイッターでリング誌と同誌のダグラス・フィッシャー編集長に向けて、こんな公開質問状を突きつけている。

「それでは、ナオヤ・イノウエを倒せる男は誰なのか? 私はエマヌエル・ナバレッテを推す」

 ナバレッテはメキシコ出身の24歳。昨年12月にアイザック・ドグボエ(ガーナ)に勝利し、WBO世界スーパーバンタム級王者に輝いた実力者だ。5月の再戦でもドグボエを倒した20連勝中の猛者ならモンスターに対峙できるとウェインライト記者は予想した。

 井上にとって、まず倒すべきはドネアしかいない。それでも、その先に渡ってモンスターを止められる男はいるのか。こうした疑問が挙がってくることは井上の強さを象徴するような出来事かもしれない。(THE ANSWER編集部)