銭闘モード?

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 横丁に入れば石畳の路地、迷路のように入り組んだ小道に誘われてぶらり歩きを楽しんでいると、ふいに芸者さんと行き会うこともある――。東京都新宿区神楽坂は、令和の時代に古き良き昭和の匂いをかすかに残す。そんな粋な「神楽坂地域」で最近、「無粋」な男の目撃情報が相次いでいる。

 新明解国語辞典によれば、「無粋」とは〈微妙な人間関係(男女関係)や心理が分からない様子〉ということになる。元貴乃花親方の花田光司氏(46)はその部類と言えよう。相撲協会という組織の空気を全く読むことなく我が道を突き進み、ついでに男女の機微にも疎かったようで、昨年、景子夫人と離婚。こうして「ロンリー光司」となった貴乃花だが、

「彼は相撲の普及を目指す会社など、自身が代表を務めるいくつかの法人を持っているんですが、5月末に、それらの事務所の登記を江東区から新宿区の神楽坂地域に移しています」

銭闘モード?

 と、ある角界事情通が耳打ちする。

「元々事務所を置いていた江東区の土地は、稽古場も兼ねていたため約300平方メートルと広く、家賃は70万円台とも言われていた。こうしたランニングコストの削減を目指し、事務所の場所を変えたのだと思います」

暴露話が出てこなければ…

 実際、新事務所付近では、

「6月27日の昼頃、スーツにサングラス姿の貴乃花が神楽坂通りを歩いているのを見た」(近隣住民)

「前から大きな人が歩いてきて、貴乃花さんに似ているなと思ったら本人でした。テレビでのスーツ姿と違って、ボーダーのTシャツを着ていたのが印象的でした」(ある女性店主)

「うちの店で、貴乃花さんが夕方5時頃からひとりで食事を取っていった。日本酒をコップで4杯飲んでいました」(居酒屋の店員)

 といった具合に、貴乃花出没情報が複数ある。また、その新事務所が入る築30年の3階建てアパートの入居者に訊(き)いたところ、

「広さは19平方メートルのワンルームで家賃は7万円です」

 さらに、江東区の「旧事務所」の近隣住民は、

「貴乃花部屋だったところにはまだ関係者が出入りしているようですが、6月の頭だったかな、そこに小型トラックがやって来て大量の不用品を回収していったから、引っ越しを始めているんだろうと思いました」

 こう証言するから、やはり「家賃削減」を目論んでいるのは間違いなさそうなのである。ちなみに、

「(一番安い)3千円のコースを食べていかれました」(先の居酒屋店員)

 元後援会関係者が明かす。

「長女、次女の親権は親方が持っていて、ふたりとも米国留学中だし、マネージャーも2名雇っていてその費用もバカにならず、金銭的余裕はないはずです」

 民放キー局の局員が後を受ける。

「大きな特番でもない限り、貴乃花さんの番組出演料は1時間100万円前後ですが、正直言ってタレントとしての彼は使いづらい。元々、旧知のスタッフとしか話さないような気難しい人ですし、思い付きの人なので、話がドタキャンになったりもする」

 6月22日から、彼が出演するふるさと納税サイトのテレビCMがオンエアされたが、これを除けば散発的なテレビの仕事だけが主な収入源という「オンリー光司」。まわしならぬ褌(ふんどし)を締め直して節約に勤(いそ)しむのもむべなるかなである。

「まだ鮮度があるからテレビに出られていますが、今後はお遍路するとか、相撲協会の裏話を暴露するとかしないとフェードアウトしていくのでは」(同)

 一本気で無粋な貴乃花。そんな堅いイメージを捨て、いかに視聴者に話題と愛嬌を振りまけるかが今後の課題のようで……。

「ラブリー光司」への変身が鍵を握る。

「週刊新潮」2019年7月11日号 掲載