映画に感情移入しすぎた女性が過呼吸に(画像は『The Sun 2019年4月29日付「MOVIE MELTDOWN Avengers superfan, 21, ‘rushed to hospital from cinema after crying uncontrollably during Endgame’」(秒拍)』のスクリーンショット)

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過去にアメリカでショッキングな映画内容に観客がショック死するという衝撃な出来事が起きていたが、このほど中国から映画鑑賞の最中に興奮のあまり激しく泣き続けた結果、病院に救急搬送された女性の一報が届いた。『The Sun』『New York Post』などが伝えている。

先月26日に日米同時公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、マーベルコミックが生んだヒーロー達が共演するとあって大変な人気を呼んでいる。ところがこの映画に感情移入をしすぎたため、病院に搬送された女性がいた。

浙江省寧波市に住むシャオリーさん(Xiaoli、21)は、映画館で『アベンジャーズ/エンドゲーム』を鑑賞していた。大きなスクリーンに大音量が楽しめるとあって、彼女は次第に映画のストーリーにのめり込んでいったようだ。

そしてあるシーンに差しかかった時、シャオリーさんは興奮と悲しみのあまり涙が止まらなくなってしまった。そのうち感情が高ぶり悲しみがどんどん増すにつれ、周りが気付くほど大きくしゃくりあげながら彼女は泣き続けた。

泣くのを止められなくなったシャオリーさんは、呼吸のテンポが通常よりも早くなり過呼吸気味に陥って息苦しさを感じ始めた。そのため彼女は寧波市明州病院へと救急搬送された。この時シャオリーさんを診察したユアン・リエン医師(Dr.Yuan Liyan)は、当時について次のように述べている。

「彼女は息を何回も激しく吸ったり吐いたりしていました。一緒にいた友人の話を聞く限りでは、映画を観て泣きすぎて過換気を起こしたのだと思います。すぐに酸素吸入させ、呼吸を整えるように処置しました。」

今回のようなことは他人事のように思われるが「一般社団法人日本呼吸器学会」によると、精神的な不安や極度の緊張がもとで過呼吸を引き起こすことがあるという。また、呼吸が早くなりすぎた場合の改善方法として、意識的にゆっくり呼吸するか息を一旦止めることなどを勧めている。

画像は『The Sun 2019年4月29日付「MOVIE MELTDOWN Avengers superfan, 21, ‘rushed to hospital from cinema after crying uncontrollably during Endgame’」(秒拍)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)