ダイエットに向いているのはそば?うどん?
そばはうどんよりもヘルシーというイメージがありますが、実は糖質やカロリーをうどんと比較するとあまり変わらないことをご存じでしょうか。
それでも、ダイエットをしている方にとって、うどんよりもそばをオススメする理由があるのです。
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■カロリーと糖質は?
・カロリー
ゆでそば:130kcal / 100g
ゆでうどん:105kcal / 100g
意外にもそばの方がうどんよりもカロリーが高いのです。これは汁やスープなどを含めない、麺のみの比較ですのでトッピングによっても変わってきます。
・糖分
ゆでそば:24g / 100g
ゆでうどん:21g / 100g
炭水化物から食物繊維を引いた値が糖質の値です。糖質も若干ですがそばの方がうどんよりも高い値です。
■ダイエットにはうどんよりもそばをオススメする理由
カロリーと糖質の数値だけをみると、どちらも少し低いうどんをダイエットには選びたくなりますが、そばをオススメする理由をご説明します。
栄養素が豊富
さっぱりとしてヘルシーなイメージがあるそばですが、実は栄養素が豊富に含まれています。
タンパク質
そば粉に含まれるタンパク質には必須アミノ酸が多く含まれています。
ビタミンB群
そば粉には精白米の4倍ものビタミンB群を含むといわれます。不足するとイライラしやすく疲れやすいと感じることが多くなります。
ルチン
穀類ではそばだけが持っている栄養素です。また毛細血管の働きを強化し血液の循環がよくなるため、血液をサラサラにする効果や新陳代謝を高めてくれる働きがあります。
ルチンは水溶性の栄養素なので、ゆでるとお湯の中にルチンが溶け出してしまいますので、そば湯をきちんと頂きましょう。
食物繊維
そばは食物繊維が豊富で、不溶性食物繊維を多く含みます。そのため腹持ちがよくお通じにも良いので、ダイエットに向いているといえます。
GI値が低い
そばをオススメするもう一つの理由は、うどんよりもGI値が低いことです。
そば:59
うどん:80
GI値とは「グリセミックインデックス」で、食後に血糖値が上昇するスピードをあらわした数値です。
GI値が低い食品ほど血糖値が上がりにくく、インシュリンの分泌が低く抑えられるため、ダイエットにはGI値が低い食品を選んだ方がよいとされています。
単なるダイエット目的だけでなく、お好みに合わせてそばのいろいろな美味しさを楽しんでください。
【参考文献】
「食品データベース」.文部科学省
https://fooddb.mext.go.jp/result/result_top.pl?USER_ID=15852、(参照2019-3-14)
永田孝行(2002)『驚異の低インシュリンダイエット完全版】主婦と生活社
「文:けんこうフィットNEWS 」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。