前田敦子が劇中で「愛の讃歌」歌唱に挑戦、黒沢清『旅のおわり世界のはじまり』予告
2019年初夏公開の黒沢清監督最新作『旅のおわり世界のはじまり』より、本ポスタービジュアルと予告映像が解禁となった。
国内外で圧倒的評価と人気を誇る映画監督・黒沢清が、前田敦子、加瀬亮、染谷将太、柄本時生を迎え、シルクロードを舞台に描く旅の物語。ポスタービジュアルには、ウズベキスタンの美しい湖や山脈が広がる地に立つ主人公が、新たな一歩を踏み出そうとしているようにも、心を見失っているようにもみえる印象的な表情が写し出されている。
予告映像では、“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めながら、違った方向に進んでいることへの不安をにじませ葛藤する主人公を、今まで見たことのない表情を浮かべながら体当たりで演じている前田の姿が印象的だ。
本作で前田は、エディット・ピアフの名曲「愛の賛歌」の歌唱にも挑戦しており、日本人が建設に関わり、日本とウズベキスタンの友好の証である「ナボイ劇場」での交響楽団の伴奏に合わせた歌唱に加え、クライマックスでは標高2,443mの山頂でアカペラの撮影に挑んでいる。
しばらく歌の仕事から遠ざかっていたため、クランクイン前からボイストレーニングに取り組んだという前田は「自分なりにできることはやってきましたが、それでもプレッシャーは大きかった。山頂は想像以上に空気が薄くて、気持ちの余裕はまったくありませんでした」と振り返っている。
全編ウズベキスタンで撮影されたという映像の美しさもさることながら、女優としてのキャリアを着実に積み重ねてきている前田が、黒沢監督のもと、役者としての新境地を魅せる本作に期待が高まる。
映画『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日(金)よりテアトル新宿、渋谷ユーロスペースほか全国ロードショー
(C)2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO
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