クリスチャン・ベールが主演を務める映画『バイス』より、アダム・マッケイ監督とオスカー俳優スティーヴ・カレルが、下院議員ラムズフェルドについて語る特別映像が解禁となった。

本作はジョージ・W・ブッシュ政権(2001-09)で、アメリカ史上最も権力を持った副大統領、ディック・チェイニーを描いた社会派エンターティメント。チェイニー副大統領役にクリスチャン・ベールが扮するほか、チェイニーの妻役にエイミー・アダムス、ラムズフェルド国防長官役にスティーブ・カレル、ブッシュ大統領役をサム・ロックウェルが演じる。

監督は『マネーショート華麗なる大逆転』で、第88回アカデミー賞脚色賞を受賞、作品賞・監督賞・助演男優賞・編集賞・脚色賞の主要5部門にノミネートされ世界中からその手腕を認められたアダム・マッケイ。製作はプランBエンターテインメントが手掛け、代表であるブラッド・ピット本人がプロデュースを務める。

今回解禁されたのは、ワシントンD.C.で連邦議会のインターンシップに参加した若きチェイニー(クリスチャン・ベール)が、彼の人生を語る上で外せないスティーヴ・カレル演じる共和党の下院議員ラムズフェルドをフィーチャーした特別映像。

1968年、ワシントンD.C.で連邦議会のインターンシップに参加したチェイニーが運命的な出会いを果たしたのが、共和党の下院議員ラムズフェルド。ラムズフェルドはナイフの達人のごとく権力を操る男で、まもなくリチャード・ニクソン政権の大統領補佐官に就任する。

そんなラムズフェルドについて、アダム・マッケイ監督は「ワシントンD.C.に渦巻く権力闘争をよく知る男がいる。ラムズフェルドだ」と語る。ラムズフェルドに「口は堅く」「指示を守れ」「忠実であれ」という部下としての3ヵ条を叩き込まれたチェイニーは、権力に身を捧げることを決意する。

そんなチェイニーについて、本作でラムズフェルドを演じたスティーヴ・カレルは「きっとチェイニーは彼のようになりたかったんだ。2人は似たこの同士さ。知能が高く、強い動機を持ち、非情な男たちだ」と分析する。また、アダム・マッケイ監督は「彼らに共通の信念はなさそうだ。この男は善悪の物差しで判断しない」と二人の共通点を挙げる。

ラムズフェルドの指導がチェイニーに“悪”影響を与えたのは間違いなく、そんなの彼らのエピソードや監督、スティーヴの貴重なコメントを捉えた特別映像となっている。

映画『バイス』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開

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