トヨタが中国にAI・自動運転拠点の狙い
トヨタは新たに設けた準備室で中国拠点の詳細を詰め、年内の本格立ち上げを目指す。北京は清華大学などトップクラスの大学を有し、豊富なAI人材の確保が見込める。また上海では、都市インフラを含めた自動運転特区の整備が進む。両都市に拠点を構えることで、開発から実証試験までの開発サイクルを効率化する。
トヨタは2016年に米国でAIの研究開発拠点「トヨタ・リサーチ・インスティテュート」(TRI)を設立し、18年には自動運転技術の先行開発などを担う、デンソーやアイシン精機との共同出資会社「トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント」(TRI―AD)を開設した。中国の拠点は、これらに続く三つ目の拠点となる。
トヨタは20年をめどに高速道路、20年代前半には一般道での自動運転技術の実用化を目指している。中国では冬季五輪が開かれる22年を焦点に、実用化に向けた開発を加速する考えだ。
