日本発のダイヤモンドを世界へ! ラボグロウンダイヤモンドを仕掛けた「ピュアダイヤモンド」の戦略とは?
そんな魅力のあるラボグロウンダイヤモンドとデジタルを融合させ、古い市場であるダイヤモンド市場に鋭い一石を投じようとしている企業、それがピュアダイヤモンド株式会社およびピュアダイヤモンドラボ株式会社なのだ。
■ラボグロウンダイヤモンドがダイヤモンドを身に付けるキッカケになる
石田社長は、天然ダイヤモンドを扱うダイヤモンド業者の二代目にあたるそうだ。天然ダイヤモンドに対し、ラボで造られたラボグロウンダイヤモンドは対極にある存在だ。いわばライバルとも思えるラボグロウンダイヤモンドをなぜ扱うのだろう。
編集部:ラボグロウンダイヤモンドについての率直な感想を頂けますか。
石田社長:私が生きている間に、人間の手で生成するようなダイヤモンドが生まれるとは思わなかったですよ。昔でいうと宇宙に行くみたいな(夢)ね。それができてしまったので、これはもうビジネスにするしかないと思いました。天然もラボグロウン(注:ラボグロウンダイヤモンドのこと)も、まったく変わらないダイヤモンドなんですね。しいて言えば、ラボグロウンの方が美しいということなので・・・。
よく(魚の)養殖のことを言うんですけど、養殖魚の場合、天然のほうが美味しいというイメージがあるじゃないですか。ラボグロウンの場合、魚とは逆で養殖のほうが美味しいんですよ。養殖の近大マグロのほうが大間の天然マグロよりも美味しくなっちゃったという話ですよね。
それをどうやって展開するかという話なので、そういった意味では、もう何百年も続いているダイヤモンドビジネスの中で、この段階でラボグロウンダイヤモンドが出たのはひとつの運命かなと思っています。
編集部:天然ダイヤモンドの中で2%しか産出しない希少なダイヤモンドと同じ組成だとうかがいました。となると価格が気になります。
石田社長:よく言われているのは、鉱山から採れるダイヤモンドの原石と、ラボグロウンで作るダイヤモンドの原石は、値段が一緒だと言われているんです。流通していくうちに、いろいろなところ(業者)が入ってくるから値段が(高く)変わってくるんです。ですから、ラボグロウンというのは、そうした中抜きがないぶんお安くなるというわけです。