首位と1打差の好位置につけた田村尚之(撮影:岩本芳弘)

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<ファンケルクラシック 2日目◇18日◇裾野カンツリー倶楽部(7,009ヤード・パー72)>
国内シニアツアー第9戦「ファンケルクラシック」2日目。今年の6月に54歳を迎えた田村尚之が5バーディ・ノーボギーの「67」をマークし、首位と1打差のトータル8アンダー・単独2位で最終日を迎える。
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この日のノーボギーラウンドは田村を含めて6人のみ。初日も1ボギー(1イーグル・2バーディ)と安定感を見せたが、今季はここまで49歳のときに発症した黄色靱帯骨化症に苦しめられていた。
「手術もしたんです。場所は脊髄の左側。でも、その場所だけでなくて、痛みはいろいろなところに出てしまって…。マッサージしてもらうと痛みも減るので、元々、背中が張りやすい体質なんでしょうね」(田村)
開幕から6試合はトップ20入りもなかったが、2週前の「マルハンカップ 太平洋クラブシニア」で5位タイフィニッシュ。復調の兆しを見せている。
「日本シニアオープンの頃から、ようやく(患部が良くなって)ゴルフもできるようになってきた。気持ち的な焦りも正直ありましたが、ここまで復活してゴルフもできていますし、自分も驚いています。一時のひどいころから比べれば、ゴルフも楽しくなってきていますよ」。
首位とは1打差。今季ここまでの賞金ランキングは31位(約371万円)に甘んじているが、第一目標の賞金シード(30位以内)だけでなく、ツアー2勝目も見える好位置だ。「上位とは競っていますが、いい位置にいることも確か。そういう中でもコツコツとやっていきたいと思っています」。サラリーマンから49歳にプロ転向。“遅咲きの星”がゆったりと頂点をうかがう。

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