2部へ降格したケルン photo/Getty Images

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日本代表FW大迫勇也が所属するケルンは、昨季ブンデスリーガで5位と躍進しながらも今季は最下位。まさかの2部降格となってしまった。昨季のチーム得点王アントニー・モデストが退団したとはいえ、ここまで落ち込むと予想していた者は少なかっただろう。

今はサポーターも気持ちが沈んでいるだろうが、ブンデスリーガ公式はケルンが来季にも1部昇格を決めてしまうのではないかと期待している。そう期待させるだけの理由がいくつかあるからだ。

まず何と言っても心強いのがDFヨナス・ヘクター、MFマルコ・ヘーガー、GKティム・ホルンの主力が残留を表明していることだ。大迫にはオファーも届いているようだが、主力が残ってくれれば2部での戦いに大きなアドバンテージとなる。

また、ケルンはこの冬にシュツットガルトからFWシモン・テロッデを獲得している。テロッデと
いえばシュツットガルトの1部昇格にも大きく貢献したストライカーで、ボーフムでの一昨季、シュツットガルトでの昨季と2部では2シーズン連続得点王だった。2部での戦いを知り尽くすFWがいるのも大きい。

来季からチームの指揮を執るマークス・アンファングも興味深い指揮官だ。今季は2部のホルシュタイン・キールを指揮し、現在チームを3位に導いている。特長は攻撃力にあり、ホルシュタイン・キールは今季2部最多の64得点を挙げている。アンファングの下で魅力のある攻撃的なフットボールを展開できるのではないかと同サイトは見ているようだ。

これらの要素が上手く機能すれば、ケルンは2部で盤石の戦いができるはずだ。さらにケルンはこれまでも何度か昇格と降格を繰り返しているが、降格してもすぐに昇格してきた歴史が
ある。喜んでいいのか分からない歴史だが、1997-98シーズン以降は5度降格を経験しており、そのうち1シーズンで1部復帰を果たしたのが2回、2シーズンで1部復帰を果たしたのが3回となっている。これも同サイトが早期昇格を期待している理由だ。

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