仰向けの状態から両手両足で身体を支え、頭からお尻を持ち上げる「ブリッジ」…今でもちゃんとできますか?小さな頃には簡単にできたブリッジも、大人になるとできなくなっている人が大半です。大人になった今だからこそ、ブリッジができない理由やブリッジの効果についてチェックしていきましょう。

身体の硬い人ほどブリッジができない

子どもと大人なら、身体が硬いのは確実に大人の方です。子どもの身体は全体的に柔軟性が高いため、お腹や背中の筋肉が柔らかく伸びてブリッジが簡単にこなせるのです。ところが大人になると、筋肉はついていますが柔軟性は明らかに衰えています。そのためブリッジをしようとするとお腹や腰、背中が痛くなってしまうのです。

実際にブリッジのできない人は、開脚などの運動も困難になっていることがほとんどです。身体が硬くなってしまうと、姿勢が悪くなったり血流が滞ったり、良いことは一つもありません。ブリッジができなくなっている人は、ブリッジが出来るようになるのを目標にして身体を柔らかくしてみましょう。身体を柔らかくするストレッチの方法については、こちらでチェックです。

ブリッジで姿勢や血流が改善されていく

ブリッジのポーズを取ると、身体のゆがみが改善されていきます。筋肉が柔らかくほぐれて、普段は滞っていた血流が良くなる効果が期待できるのです。血流が良くなると老廃物の流れがスムーズになるため、身体のむくみが予防・解消されます。

また、血行不良をなくしていくことで手先や足先の冷え性を緩和する効果も期待できます。姿勢を良くして猫背を改善したい、血行不良を改善したいと考えている人ほど、ブリッジはおすすめです。

筋肉を鍛えてダイエット効果が得られる

ブリッジは手軽なダイエット方法としても知られています。ブリッジのポーズを取ることで、腹筋や背筋、手足の筋肉といった全身の筋肉を鍛えることができるのです。普段からあまり身体を動かさない人は、ぜひブリッジで身体を鍛えてみましょう。筋肉がつけば身体がキュッと引き締まり、基礎代謝も上がってダイエット効果が得られますよ。

ブリッジは1日1分からでOK

たった1分のブリッジだけでも、十分な筋トレ効果が得られます。ブリッジを行うときは、必ずマットなどの敷かれた固くない床でチャレンジしましょう。

1.仰向けの状態で両膝を立て、足を肩幅に開く
2.指先を足の方に向けて、左右の手のひらを耳の横で床につける
3.呼吸を整え、腕と足に力を入れて腰を持ち上げる
4.可能ならさらに力を入れて、頭も床から離す

もし途中で身体に痛みを感じたら、3の状態で中止しましょう。無理にブリッジをしようとすると、怪我をするおそれがあります。事前によく身体をストレッチして柔らかくしてから、ブリッジに臨んでくださいね。


writer:さじや