浦和と海外から日本人5選手ノミネート! 「アジア版バロンドール」候補者23人発表

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中国紙が13年創設の「Best Footballer in Asia」 浦和組3人に加え長友と吉田が候補選出

 中国のスポーツ紙「タイタン・スポーツ」が2013年に創設した「Best Footballer in Asia」の候補者23名が発表され、日本人選手ではAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制したJ1浦和レッズから主将MF阿部勇樹ら3人と海外組のインテルDF長友佑都とサウサンプトンDF吉田麻也という計5人がノミネートされた。

 また、バルセロナMFパウリーニョや浦和FWラファエル・シウバも候補入りを果たしている。

 同賞は、「フランス・フットボール」誌の欧州最優秀選手賞「バロンドール」に影響を受けて中国メディア「タイタン・スポーツ」が2013年から始めたもの。まさにアジア版バロンドールといったもので、「アジアの国籍を持つ選手」と「アジアのリーグでプレーしている選手」が対象となる。

 過去の受賞者は2013年の第1回が当時CSKAモスクワ所属だった日本代表FWの本田圭佑。14年と15年が韓国代表FWソン・フンミン(レバークーゼン→トットナム)で、16年はレスター・シティのFW岡崎慎司だった。これまでは日本と韓国のスター選手が総なめにしてきた。

 そして第5回目となる17年の候補者も明らかとなった。日本からは浦和からキャプテンの阿部を筆頭に、ハリルジャパンのレギュラーに定着したDF槙野智章、守護神のGK西川周作の3人が選ばれている。海外組では長友と吉田が選ばれ、受賞歴のある岡崎や本田は選外となった。


今季途中に加入したJ1札幌FWも名を連ねる

 Jリーグからは日本人選手以外に浦和のL・シウバと今季途中からJ1北海道コンサドーレ札幌に加入したタイ代表FWチャナティップ・ソンラシンの二人がリストに名を連ねた。

 韓国からは最多受賞のソンと、フランス1部ディジョンでプレーするMFクォン・チャンフンの二人が選ばれている。

 その他の注目選手はブラジル代表MFパウリーニョ。現在は名門バルセロナでキープレーヤーの一人となっているセンターハーフは、今季途中まで広州恒大でプレーしていたことからノミネートとなった。

  果たして栄冠は誰の手に渡るのだろうか。

 ノミネート23選手は以下の通りとなっている。

【候補者23人一覧】日本人が最多5人選出!

■「Best Footballer in Asia」の候補者23名

※名前(国籍/所属クラブ)

阿部勇樹(日本/浦和レッズ)

西川周作(日本/浦和レッズ)

槙野智章(日本/浦和レッズ)

ラファエル・シルバ(ブラジル/浦和レッズ)

長友佑都(日本/インテル)

吉田麻也(日本/サウサンプトン)

チャナティップ・ソンラシン(タイ/ムアントン・ユナイテッド→北海道コンサドーレ札幌)

ソン・フンミン(韓国/トッテナム)

クォン・チャンフン(韓国/ディジョン)

ウー・レイ(中国/上海上港)

アーロン・ムーイ(オーストラリア/ハダーズフィールド)

トミ・ユーリッチ(オーストラリア/ルツェルン)

オマル・アブドゥルラフマン(UAE/アル・アイン)

ナワフ・アル・アビド(サウジアラビア/アル・ヒラル)

オサマ・ハウサウィ(サウジアラビア/アル・ヒラル)

オマル・ハルビン(シリア/アル・ヒラル)

オマル・アル・ソマ(シリア/アル・アハリ)

サルダル・アズムン(イラン/ロストフ→ルビン・カザン)

レザ・グーシャネジャド(イラン/ヘーレンフェーン)

メフディ・タレミ(イラン/ペルセポリス)

マヌチェフル・ジャリロフ(タジキスタン/イスティクロル)

パウリーニョ(ブラジル/広州恒大→バルセロナ)

カルロス・エドゥアルド(ブラジル/アル・ヒラル)

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images