【ファンキー通信】海外挙式はもう古い。これからは海外で七五三

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 いまや親族や知人が「海外で挙式」をするからといって、あまり驚かないのではないだろうか。結婚式のひとつのスタイルとして、すっかり定着した感すらある。でも「海外で七五三」となるとどうだろう。同じ冠婚葬祭でも事情は違うはずだ。

 しかし、海外での七五三を目的にした旅行プランがあるのだ。しかもハワイで・・・。

 それが、近畿日本ツーリストのホリデイ「七・五・三インハワイ」だ。この旅行プランなら、ハワイにある出雲大社で、七五三のおはらいをしてもらうことが可能なのだ。

 旅行代金には、レンタル衣装代と着付けサービスが含まれていて、わざわざ着物を持参する必要はない。しかも、七五三に欠かせない千歳飴とハワイ出雲大社のお守りもプレゼントされるという。
 
 でもなぜハワイで七五三なんだろうか。ハワイの抜けるような空の青さのもと、水着ではなく着物を着て、七五三に行く子どもたちの姿が、正直言ってイメージできない。

 そこで近畿日本ツーリストの広報担当者に、その狙いを聞いてみた。
 
 とても面白い企画だと思うのですが、なぜこのような企画をやろうと思われたのですか?

 「秋のファミリー層の掘り起こしです。春・夏の休み向け商品は、たくさんありますが、秋は今までご夫婦や女性同士の旅が多かったんです。でも今年は連休も多く、ご家族での秋旅行の動きがあると思い、企画したんです」

 でも、ハワイで七五三をするメリットって何なんでしょうか?

「(七五三を通じて)3世代で楽しむことができる旅行を提案したいと思っています。日本では七五三に、お食事会などをする習慣がありますが、みんなでハワイに行って七五三をすれば、着飾ったお子さんの姿をめでるだけでなく、お食事と旅行もいっぺんに楽しんでいただけます」

 確かに、子どもたちもハワイで七五三をするといえば喜んで付いてくるし、一生の思い出にもなるだろう。今年はハワイで七五三をするファミリーが増えるかも?(文/verb)

【取材協力】
近畿日本ツーリスト http://www.knt.co.jp/