メルテンスの1G+PK獲得でナポリが9人のニースに快勝《CLプレーオフ》

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▽チャンピオンズリーグ(CL)・プレーオフ1stレグのナポリvsニースが16日に開催され、2-0でナポリが先勝した。

▽昨季のセリエAで3位となったサッリ監督3季目のナポリは、今季初の公式戦に向けてハムシクやインシーニェ、メルテンスら昨季の主力を起用した。

▽一方、予選3回戦でアヤックスに対し2戦合計スコア3-3となりながらもアウェイゴール差で勝ち上がった昨季リーグ・アン3位のニースは、リーグ戦2連敗スタートとなった中、直近のトロワ戦のスタメンからスラルフィに代えてジャレのみを変更した。

▽5バックを敷いてきたニースに対し、ナポリが立ち上がりから押し込むと、8分に決定機を演出。ハムシクの絶妙なフィードに反応し、ボックス内でフリーとなったカジェホンがヘディングシュート。しかし、枠の上に外してしまった。

▽それでも13分、インシーニェのフィードに抜け出したメルテンスが飛び出したGKカルディナーレを交わして無人のゴールにシュートを流し込み、ナポリが先制した。

▽ゴール後にもカジェホンの抜け出しで揺さぶったナポリは、21分にメルテンスがゴール至近距離から枠内シュートを浴びせる決定機を演出。これはGKの守備範囲に飛んだが、前半半は以降も敵陣でのプレーを続けていった。

▽劣勢のニースは35分に中盤から飛び出したコジエッロが、40分にサン=マクシマンが決定的なシュートをそれぞれ浴びせるもいずれも枠を捉えきれない。

▽ひやりとしたナポリは前半終盤、インシーニェのミドルシュートやアルビオルのヘディングシュートでゴールに迫ったが、前半を1点のリードで終えた。

▽後半開始直後にインシーニェのボレーシュートでゴールに近づいたナポリは、51分にも決定機。メルテンスのミドルシュートをGKが弾いたルーズボールを、インシーニェがプッシュ。しかし、左ポストに阻まれた。

▽追加点のチャンスを決めきれないナポリは、57分にプレアのミドルシュートでゴールを脅かされると、ハムシクに代えてジエリンスキを投入する。

▽すると66分、インシーニェがミドルシュートでGKを強襲。そして69分、メルテンスがボックス左に侵入したところでジャレに倒されてPKを獲得。これをジョルジーニョが確実に決めて待望の追加点を獲得した。

▽続く76分にインシーニェが決定的なシュートを浴びせたナポリは、79分に数的優位となる。コジエッロがジエリンスキを削って一発退場となった。さらに抗議でプレアが2枚目のイエローカードを受け、ニースは9人となってしまう。

▽その後、ミリクに決定機があったものの決めきれなかったナポリは、2-0で先勝。22日に敵地で行われる2ndレグに向けてアドバンテージを得ている。