元全仏準優勝者、エラーニが薬物使用で2ヵ月の出場停止処分

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 国際テニス連盟(ITF)の発表によれば、元全仏オープン準優勝者のサラ・エラーニ(イタリア)は2月のテストの際に、禁止薬物レトロゾールで陽性反応を示したため、2ヵ月の出場停止処分を科されることになる。

 エラーニの弁護団は、彼女の母の癌の薬からの汚染であると主張している。

 審査団は、エラーニの落ち度は判断基準の等級の低い方に位置するが、それでも8月3日から2ヵ月間の出場停止処分に服すべきである、とした。

 29歳のエラーニは、また2月16日から6月7日に出場した大会は失格扱いとなった。エラーニは2012年全仏決勝でマリア・シャラポワ(ロシア)に敗れて準優勝しており、ロベルタ・ビンチ(イタリア)と臨んだ女子ダブルスで生涯グランドスラム(キャリアを通して異なる4つのグランドスラムで優勝すること)を達成していた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は禁止薬物の使用で2ヵ月の出場停止処分が科せられたサラ・エラーニ(イタリア)(写真◎Getty Images/6月23日撮影)
Photo: EASTBOURNE, ENGLAND - JUNE 23: Sara Errani of Italy in action during her women's qualifying match against Veronica Cepede Royg of Paraguay during qualifying on day one of the Aegon International Eastbourne on June 23, 2017 in Eastbourne, England. (Photo by Charlie Crowhurst/Getty Images for LTA)