4月の求人メディア全体の広告掲載件数が前年同月比1.9%減となったことが、全国求人情報協会のまとめで分かった。

 4月分の求人広告掲載件数等集計結果によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比1.9%減の120万6321件で、1年ぶりに減少した。前月比は6.8%減だった。

 メディア別に前年同月を比べると、有料求人情報誌3万9856件(11.7%減)、フリーペーパー35万4802件(9.2%減)、折込求人紙8万593件(1.1%増)、求人サイト73万1070件(2.4%増)。

 有料求人情報誌は4カ月連続、フリーペーパーは3カ月連続の減少となった。折込求人紙は4カ月ぶりに増加となった。求人サイトは2月までは20%前後で増加していたが、前月の7.3%に引き続き、1割未満の増加にとどまった。

 地域別に前年同月を比べると、北海道・東北4万3109件(10.2%減)、関東・甲信越16万759件(7.1%減)、中部・北陸7万1341件(1.9%増)、近畿8万9199件(10.6%減)、中国・四国3万7875件(6.3%減)、九州・沖縄7万3030件(13.5%減)と、中部・北陸以外の地域では前年同月比がマイナスとなった。