「ドラクエXI」発売日発表会の詳細レポート

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4月11日、都内で「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(スクウェア・エニックス、以下「XI」)発売日発表会が催され、PlayStation 4版、ニンテンドー3DS版ともに7月29日に発売すると発表した。

同イベントには、「ドラゴンクエスト」生みの親としても知られる堀井雄二氏をはじめ、同作のプロデューサー、ディレクター、MCとしてタレントのJOY、また、“ドラクエ大好きゲスト”として女優の本田翼らが登壇。実機プレイも交えながら新作の魅力について語った。

JOYの開会挨拶と発売日告知のオープニング映像で始まった今回のイベント。まずは三宅有エグゼクティブプロデューサーが登場し、“発売日の遅れ”を陳謝。「最終的なクオリティアップ、ブラッシュアップにどうしてもあと2か月は必要と判断し、堀井さんとも協議の上、決めさせていただきました」とその理由を明かした。当初は「ドラクエ30周年」中の発売(今年5月ごろ)を想定していたことを受けての言葉だ。

その後、宣伝担当の村上洋平、市川友美の両氏が登壇。発売日までの3つのプロモーションイベント「みんなのスライムアートプロジェクト」「ドラクエライフ 〜ドラゴンクエストのある暮らし〜」「カウントダウンカーニバル」が紹介された。

11日から公開となる「みんなの〜」は参加型アートプロジェクトで、著名人や一般ユーザーが描いたスライムを特設ページ(http://www.dq11.jp/minna-slime/)上で紹介するというもの。著名人のスライムは11日から、一般ユーザーのスライムは5月27日(ドラクエの誕生日)から掲載される予定となっており、現時点ではいとうせいこう、中川翔子、柴田亜美ら13人が描いたオリジナルスライムが公開されている。著名人が描いたスライムは今後続々と増えていくそうで、会場ではJOYが描いた頭の良い「ジーニアスライム」(※倒すと、たまに“かしこさのたね”が入手できるという設定)も公開された。

「ドラクエライフ〜」は、一般ユーザーの“あったらいいな”アイデアをTwitter上で募り、これまた特設ページ(http://www.dq11.jp/dqlife/)で「『XI』がはかどるオリジナルグッズ」やサービスとして順次展開予定とのこと。

最後の「カウントダウン〜」は、発売日前に「XI」がプレイできる試遊イベントを開催する。全国5都市(大阪・福岡・名古屋・札幌・東京)を巡回するので、いち早く「XI」をプレイしてみたいユーザーは注目だ。

また、コンビニ大手「ローソン」と「XI」がコラボした「でからあげクン かいしんのいちげき味」(旨塩ペッパー味)を、5月6日から発売することも決定した。

そしていよいよ商品情報説明、実機デモの時間に。ここで堀井氏、齊藤陽介プロデューサー、内川殻ディレクター、岡本北斗PS4版プロデューサー、横田賢人3DS版プロデューサー、そして女優の本田翼が登場。鳥山明氏によるパッケージイラスト、購入特典、「ダブルパック 勇者のつるぎBOX」(PS4版+3DS版)、本体同梱版(詳細は後日ソニー・インタラクティブエンタテインメント、任天堂がそれぞれ告知)などが紹介され、今冬以降のアジア版の発売についても告知された。

実機デモでは主人公の村、ダンジョン、バトルシーンなどをプレイとともに紹介。基本操作やシステム、街の様子、乗り物の存在、航海シーン、3D&2Dぱふぱふ、PS4版と3DS版の違いなど、「XI」の最新情報が盛りだくさんで、途中プロデューサーが「ちょっとそこは隠して!」と叫んだりするなど、ハラハラドキドキな実機デモとなった。

今回のイベントで中で明かされた新情報で、オールドファンが最も興味を抱くのは、ひょっとすると「ふっかつのじゅもん」の復活かもしれない。昔の「ドラクエ」で書き記した「ふっかつのじゅもん」の使用もできるそうで、堀井氏いわく「昔の名前が使えたりと、ちょっと楽にプレイできる」そうだ。また、「XI」のプレイデータも「ふっかつのじゅもん」で残すことができるそうで、こちらは文字数が大量になることを考慮し、「だいたいのところから再開できる」(堀井氏)設定だ。この「ふっかつのじゅもん」システムのおかげで、別のハードでもプレイを楽しめるようになっているとのこと。