好調・鈴木弾の鹿島、福岡撃破で宮崎Rを2位フィニッシュ《DAZNニューイヤーカップ》

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▽2017 JリーグDAZNニューイヤーカップの宮崎ラウンドが6日に行われ、鹿島アントラーズ(J1)vsアビスパ福岡(J2)は、鹿島が1-0で勝利した。

▽第2戦で横浜FCに0-1で敗北した鹿島と、V・ファーレン長崎に3-0で快勝した福岡が激突した。11時キックオフの試合で長崎と1-1で引き分けた横浜FCが宮崎ラウンド優勝を決めたため、消化試合となった中で迎えた。

▽両チームともに主力を擁して挑んだ試合は6分、福岡が鹿島ディフェンスのミスから決定機を迎える。敵陣右コーナー付近の昌子が近寄ったGKクォン・スンテにボールを戻すと、まさかのミスキック。パスカットした城後が中央へ折り返すと、松田が右足で無人のゴールを狙うも、枠の右に外れる。

▽思わぬ形でピンチを招いた鹿島は7分、金崎のパスから右サイドを抜け出したレアンドロがボックス右に侵攻し、クロスを供給。これをファーサイドの鈴木がプッシュを試みるも、ここはGK杉山の対応に遭う。さらに12分、右サイドでこぼれ球を拾ったレオ・シルバがボックス右にスルーパスを送ると、レアンドロが反応。そのまま右足を振り抜くも、GK杉山のパンチングに阻まれ、先制点とはならない。

▽立て続けにチャンスを作られた福岡は、25分に右CKのチャンス。駒野が低い弾道のクロスを入れると、ボックス内の岩下がバックステップを踏みながら右足で合わせるも、ゴール右に外れる。

▽徐々に最終ラインが安定し始めた鹿島は、試合のペースを引き寄せる。28分、ボックス左での鈴木のボールキープから、金崎を経由して、土居がボックス右にスルーパス。最後は、走りこんだ西がダイレクトで放つも、GK杉山にセーブされる。

▽鹿島は続く38分、敵陣中央でパスを受けたレオ・シルバの縦パスを起点に決定機。金崎のフリックから鈴木のポストプレーでレオ・シルバが再びパスを受け、ボックス内に侵攻するが、GK杉山の鋭い飛び出しに遭ってモノにできない。その流れから、金崎がこぼれ球に反応するが、このチャンスも不意にしてしまう。

▽前半、チャンスを作るも決め切れなかった鹿島は49分、三竿雄の左CKを鈴木が左足で合わせると、ゴール左隅に吸い込まれた。

▽失点後、鹿島の堅実なディフェンスと、レオ・シルバを軸にしたゲームコントロールに苦しむ福岡だが、77分にビッグチャンスを迎える。左サイドの敵陣深くからウィリアン・ポッピがクロス。邦本とウェリントンがボックス手前で粘ると、邦本が胸トラップでボックス右を相手DFのマークを剥がしてシュート。しかし、GK曽ヶ端の右足に阻まれる。

▽結局、福岡はボールを敵陣に運びこそするものの、鹿島の巧みな繋ぎを軸としたゲームコントロールにてこずり、そのまま試合終了。鹿島は2勝1敗の2位、福岡は1勝2敗の3位で宮崎ラウンドを終えている。