クリームの厚塗りは…!? プロは絶対にやらない「冬のNGスキンケア」
日に日に乾燥が深刻化する季節ですね。スキンケアにも一層気合いが入っているかと思いますが、間違ったケアをしている人も多いのが現実。
今回は美容ライターの筆者が、この時期にやりがちなNGスキンケアについてご紹介します。
■温めすぎるスキンケア
寒いから化粧水やパックが億劫になってくるのと同時に、温めたほうが肌への浸透がよいという噂から、スキンケア製品を温めて使っていませんか？
もちろんどのスキンケアも人肌に温めて使うことは問題ありません。ただ、気をつけたいのが温めすぎること。基本的に普通のスキンケアは常温での保管がルールになっているように、急に温度を上げてしまうと成分が壊れてしまう恐れがあります。特にビタミンC系の成分が入っているものは要注意！ もともと温めて使うものとして発売されているものは問題ありませんが、なんでも温めるのはNG。
せっかく効果を上げようと思って温めても逆に意味がなくなってしまっては無駄ですよね。短絡的に温めて、と思うより自分の手のひらでじっくり浸透させたり、毛穴を開かせることなど、手をかけてあげることを忘れないで。
■化粧品のライン使いをしない
化粧水からクリームまで、効果の高さに注目して自分なりのセレクトをして使っている人も多いはず。
ただ、思わぬ落とし穴にご注意を。単品売りをしているものであれば、どんな化粧品とも相性よく作られている場合もありますが、ライン売りをしているものの場合、ラインで使うことで相乗効果が望めたり、肌への馴染みをよくするようにできています。
スキンケアを終えても「なんかカスが出てくる……」「膜感があって浸透している感じがしない！」なんていう人はまさにコレ。朝のスキンケアでは「ファンデーションがのらない！」なんてことも。自分であれこれ選ぶのは楽しいし、気合いも入りますが、ライン使いに立ち戻ってみることも大事ですよ。
■クリームやオイルを厚塗りする
乾燥しているからってやたらとクリームやオイルを厚塗りしすぎるのも厳禁！
スキンケアは多く塗ればそれだけ効果が出るというものではありません。メーカーが指定している分量を塗るだけで充分。厚塗りすることで、余計な外的刺激物を引き寄せたり、膜感が増して、逆にかゆみや不快感が出ることも。乾燥＝油分と思い込まず、油分を重ね塗りする前に、シートマスクをして水分をしっかり与えてあげたり、じっくり浸透させることで実感効果も変わってくるはず。
ついやってしまいがちなスキンケアのNG例、あなたは大丈夫でしたか？ ただ塗ればいいとやみくもにケアをしないで、うまくスキンケアと付き合ってくださいね。
【筆者略歴】
※ 矢粼 彩 ・・・ 女性誌を中心に各メディアにて美容ライターとして17年活躍中。「最新の正しい知識や情報と共にトータルビューティを叶える」理念の元、日本ダイエット健康協会公認ダイエットインストラクターとしてパーソナルケアやメディアでも発信中。
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