パリの女性は痛み知らず!? 今すぐやりたいフランス式生理痛ケア法
女性は、一生のうちで400回以上の月経（生理）を経験するのだとか。
毎月「鎮痛薬が欠かせない！」と生理痛に悩んでいる方も少なくないと思いますが、あなたはいかがですか？そこで、フランス式メディカルアロマテラピーのセラピストである筆者が、今回は「生理痛緩和」のためのアロマケアをご紹介します。
■生理痛緩和のブレンド剤：「鎮痙攣」「鎮痛」の作用を活かすフランス式メディカルアロマ
生理痛は、子宮が収縮して起こる痙攣性の痛みです。香りの作用とともに、精油の成分面の特性（薬理作用）も存分に活かす「フランス式メディカルアロマ」の方式でケアしましょう。
具体的には、専用の”医療用グレード”の精油を用いて適切な形でブレンド剤を作り、生理予定日の3日前から生理が終わるまで、一日数回皮膚塗布をします。精油濃度は20％〜60％程度で調整します。尚、筆者おすすめの医療用グレード精油のブランドは、プラナロム社です。
ブレンド剤作りの手順は、「精油＋植物油」ととてもシンプルです。
精油は植物油とよくなじみますから、ブレンド剤を入れる容器（ドロッパー付きの遮光ガラス瓶）やガラスビーカーの中で、これらを合わせて混ぜるだけと簡単。
植物油はアプリコット油やスイートアーモンド油など、さらっとしてクセの少ない種類を選ぶとよいでしょう。それらはアロマショップで購入できますよ。
■生理痛ケアのため精油選びの基本：タラゴンとバジルをブレンドの中心に
精油はタラゴンとバジルの両方、もしくは片方だけでもOK。
プラナロム精油の場合、この二つの精油は、チャビコールメチルエーテル類という強い鎮痙攣作用と鎮痛作用を持つ成分を80％前後も含みます。さらに、どちらも自律神経調整作用が期待でき、心身全体のバランス改善に役立ちます。
■オプションで加えたい精油：ラベンダー・アングスティフォリア、スターアニス
症状や状況によっては、次のような精油もブレンドに加えてもよいです。
・日常的にストレスや緊張感が多い場合……ラベンダー・アングスティフォリア
香りとともに成分面からみても、ストレスなどで過敏になっている心と身体を優しく鎮めてくれる効果が期待できます。
・PMSも気になる場合・・・・スターアニス
排卵後の急激な女性ホルモンバランスの乱れを調整する目的で加えます。鎮痛、鎮痙攣の働きも期待できます。
※【禁忌あり】スターアニスは婦人化系癌疾患、子宮内膜症、子宮筋腫、乳腺症などエストロゲンで促進する疾患を持つ方は、皮膚塗布してはいけません。
いかがでしたか？ ご興味ある方は、自己責任のうえセルフケアでぜひ一度お試しくださいね。
【筆者略歴】
※ 富田 ゆか・・・1975年生まれ。アロマセラピスト＆フランス式メディカルアロマのプロ講師。東京渋谷・明治神宮の西側エリアで『Stillaアロマテラピースクール』（NARD JAPAN認定校）を主宰。お気に入りの言葉は、「包丁一本、さらしに巻いて」。
【画像】
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