2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ第二幕が開幕! 山崎大輝&上仁 樹インタビュー
1月から12月までの各月をイメージしたキャラクターたちの楽曲と物語で織りなすCDシリーズ『ツキウタ。』。その舞台化作品である、2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ(通称:『ツキステ。』)は、2016年4月に第1弾の公演が行われ、大盛況で幕を閉じた。そして約半年を経て、2作目となる『第二幕 〜月歌奇譚「夢見草」〜』の公演がスタート。卯月 新役の山崎大輝と、皐月 葵役の上仁 樹のふたりに、本作の見どころを聞いた。

撮影/すずき大すけ 取材・文/渡邉千智(スタジオ・ハードデラックス)
ヘアメイク/ヌマ☆ヌマ【山崎】、山崎照代【上仁】

芝居、歌、ダンス、殺陣…挑戦の連続!



――舞台には、12月〜5月を担当する6人で結成されたユニットSix Gravity(シックスグラビティー、通称:グラビ)と、6月〜1月を担当する6人で結成されたユニットProcellarum(プロセラルム、通称:プロセラ)が登場します。おふたりが演じるのは、Six Gravityの卯月 新(うづき・あらた)と皐月 葵(さつき・あおい)です。

山崎 新はどんなことにも動じないどっしりした子。年齢は二十歳ですけど、たぶん精神年齢はすごく高いんじゃないかな。というのも、プロセラのリーダー、(霜月)隼さんが突拍子もないことを言って周囲を驚かせることが多いのですが、そんな隼さんの言動にもまったく動じず、「ふーん、そうなんだ」「またそれか」みたいな感じで見ているんです。
上仁 うん、たしかにね。
山崎 だからこそ、彼を演じる上で難しいなと思うのは、彼の精神年齢が僕の実年齢とかけ離れていること、ですかね(笑)。
上仁 かけ離れてる!(笑)
山崎 何事にも動じないので、感情も表情に出にくいですが、内にはすごく熱いものを秘めていて。そういう新の熱さが垣間見えるところが好きです。

――では、上仁さん演じる、皐月 葵(さつき・あおい)はいかがでしょうか?

上仁 葵の第一印象は、キラキラしていてザ・王子様!ってイメージだったんですが、TVアニメ『ツキウタ。』を見て、彼の感情の動きをすごく感じたというか。やっぱり、グラビ内でペア、しかも葵の幼なじみである新には愛情を……いや、愛情じゃない(笑)。
山崎 えっ!? おいおいおいおい、愛情じゃないの!?
上仁 言いたかったのは「愛情」じゃなくて、「相棒」(笑)。相棒である新に対しての感情や、ふたりの関係性への思いが見えて、王子様なだけじゃない一面もあるなと思いましたね。あと葵は「女子力高い」ってよく言われるんですけど、考え方も女子寄りなのかな、というのは感じています。

――上仁さんが葵の好きだなと思う面はどんなところですか?

上仁 幼馴染の新を思う気持ちとか、思いやりが強い子なので、そういうところを見ると……やっぱり葵と友だちになりたいなって思います。
山崎 好きとかじゃなくて? 友だちになりたいの?
上仁 や、好きだから! 好きだから友だちになりたい!(笑)
山崎 なんだ〜そういうことね(笑)。


▲山崎大輝


――さて、初演から約半年を経て、いよいよ10月27日から第二幕が上演となります。

山崎 『夢見草』が決まったときは、喜びと同時に前回を超えるものにしなければいけないっていうプレッシャーが強かったですね。
上仁 ね。前回の第一幕をお客さんに楽しんでもらったからこそ、それ以上のものを見せなきゃいけない。前回よりもっと上に持っていかないといけないもんね。出演メンバー個々にプレッシャーを感じていると思います。

――プレッシャーのほうが大きい…?

山崎 もちろん、楽しみでもありますよ!(笑)前回は、ダンスがメインでそのなかでお芝居が少しあったのですが、今回は、ダンスもガッツリやって、お芝居もガッツリやって、歌もガッツリやって、殺陣もガッツリ!
上仁 盛りだくさんだね。
山崎 そう、いろいろ詰め込んだ感じ! それはすごく楽しみです!
上仁 僕らにとっても新たな挑戦だしね。
山崎 うん。挑戦、挑戦!

――今回の『夢見草』はTVアニメ『ツキウタ。』の第4話がベースになっていて、おふたりにスポットが当たるんですよね。

山崎 はい。4話は、グラビの新&葵、プロセラの(葉月)陽&(長月)夜の“年中組”と言われるペア同士が、『月歌奇譚〜夢見草〜』でW主演に抜擢されるというお話です。新と陽が沖田総司、葵と夜が永倉新八を演じるという部分はアニメと変わらず、舞台では、『夢見草』によく似た別の世界の自分たちと魂が入れ替わってしまって……というお話になります。
上仁 『月歌奇譚〜夢見草〜』で共演する先輩俳優の朏 ユズルが出てくるところも、アニメと一緒ですね。

――アニメの4話をご覧になった感想は?

山崎 朏に葵のことを言われ、あの何事にも動じない新が、朏にくってかかるシーンはすごく印象的でしたね。新は内に秘めていることを表に出すことが本当にないので、そんな彼が葵のことで熱くなっている姿を見て、本当に感動しました。
上仁 4話は忘れられないよね。朏さんに「新ってこんな人じゃないです」「葵はこんな人じゃない」ってそれぞれ主張するところでは、ふたりは本当に信頼しあっているんだと思ったし。
山崎 新と葵はお互いのことを深く知っているからこそ、他の人に誤解されたくないんだよね。
上仁 その4話で葵は熱を出して倒れてしまって、新が看病をしてくれるのですが、僕は、そのときに新が葵にかけた言葉にホントに感動したんです。感動しすぎて、ツイッターで大輝宛てに「いつもありがとう」ってリプライを送ったくらいです(笑)。


▲上仁 樹


“幼なじみの関係性” どうやって表現する?



――今回の舞台は、新と葵にスポットが当たるということで、幼なじみである新と葵の関係性はすごく大事になってきそうですね。

上仁 (大きな声で)そこですよね〜っ!!
山崎 いきなりどうしたの(笑)。
上仁 今、絶賛稽古中で、僕らもその関係性について改めて考えているところなんです。
山崎 ホント、一番大切なところだよね。本編のなかで僕たちがお芝居で見せなきゃいけないのはやっぱりその関係性。
上仁 うんうん。
山崎 新は顔には出さないけれど、葵に甘えている部分があるんですよね。それは一緒に過ごしてきた時間の長さがあって、新は「葵はオレから絶対に離れない」って絶対的な信頼を持っているからこそ。そういうところを舞台上で見せられたらいいな。
上仁 『夢見草』で置かれる状況下でも、新と葵の絆は離れなくて。そこが表現できたら素晴らしいものになるんだろうなと思いますね。

――ちなみにおふたりには、新と葵の関係のような幼なじみっていますか?

山崎 いないです!(即答)
上仁 僕もいないんですけど、どういう感覚なのかは気になりますね。家が隣で、窓を開けたらお互いの部屋があって「おっ!」ってなるのかな、とか。
山崎 どこの少女マンガだよ(笑)。
上仁 わからないからこその想像だよ!(笑)幼なじみの距離感って、兄弟とか家族と同じなのかな?って。僕には妹がいるんですけど、妹と接してる距離感なのか、それとは違うのか。難しいですよね。でも幼なじみってすごくいいなと思います。



――では、そういう深い関係性を築くため、お稽古以外の部分でおふたりが意識していることはありますか?

山崎 んー……僕が意識しているのは、くっつきすぎず、離れすぎず、ですかね。ペアだからずっと一緒にいる、というのはちょっと違うかなと思っていて。

――なるほど。

山崎 幼なじみって少し離れたからといって、それで距離が遠くなることってないと思うんですよ。だから、一緒にいないときがあっても、次に顔を合わせたとき、何気なく、以前した会話の続きができるくらいの距離感でいたいなと思っています。
上仁 僕は気を遣わないことですかね。こういう役の間柄なので、気を遣いながら接していたらダメだなって思っていて。「おいっ!」とか言い合える仲になれることが大切かなと。僕のほうが大輝より4つ年上ですけど、敬語は使ってないですし。

――どのタイミングでお互いタメ口で話せるようになったんですか?

上仁 なんか、自然に〜だったよね?
山崎 いや、自然ではない! 自然ではないよ!
上仁 えっ、そうだっけ?(笑)
山崎 そうだよ! 僕が「申し訳ないけどタメ口でいくよ」って断りを入れたんだよ。
上仁 言った!? 覚えてない。僕、「いいよ」って言ったのかな。
山崎 言ったよ!! 僕はいきなりタメ口を使ったりしないもん。

――山崎さんとしても、上仁さんと敬語の関係は取っ払わないと、と思ったわけですね。

山崎 はい。初演の稽古のときはペアっていう自覚があっても、お互い人見知りだったこともあって踏み込めていない部分があったんですよね。僕自身、年下の僕が口を出すのはおこがましいかなって、言うのを控えていた部分があって。でも、ダンスやお芝居を一緒にやっていくうちに、「これは、ふたりで腹を割って話して組み立てないとダメだ」ということに気づいて、最初は敬語かもしれないけれど、いろいろ話あっていくなかで「タメ口でいくよ」って。
上仁 そうだっけ〜! 僕的に全然違和感がなくてふわ〜っと来たかと思っていました(笑)。

――きっと、山崎さんの距離の詰め方が上手かったんでしょうね(笑)。

山崎 おっし!!(ガッツポーズ)
上仁 「おっし!」じゃねーよ!(笑)



グラビとプロセラ まったく異なるチームカラー



――初演はグラビ公演とプロセラ公演が別れていたので、お稽古も別々だったそうですが、今回は総勢12人が集まるということで、お稽古も一緒ですよね。プロセラメンバーと一緒にお稽古をすることで、見えてくるものもありますか?

山崎 ありますね。プロセラチームのいいところ、グラビチームのいいところが見えてきました。それをお互いのチームがちゃんと認め合って、高め合っていけているのはいいなと思いますね。
上仁 意見交換の場も多いしね。
山崎 うん。みんなでごはんに行くこともあるので、そういうときにプロセラメンバーと「こういうことしたいよね」って意見を交換し合ったりするんです。もちろん、グラビ6人のときは6人のときの良さもあるのですが、12人になってよりいいところが増した気がします。

――グラビチームとプロセラチームの雰囲気は違かったりするんでしょうか?

山崎 違いますね!
上仁 全然違います!(笑)
山崎 グラビは、うちのリーダー、めんさん(睦月 始役/校條拳太朗)がもちろん仕切ってくれるんですが、めんさんはけっこう……頑張って仕切ってるんです(笑)。

――なるほど、本来は場を仕切るタイプじゃないんですね。

山崎 でもやっぱりリーダーだし、ここは一歩踏ん張って、という感じで仕切ってくれています。そんな様子を僕らはわかっているので、めんさんひとりが大変にならないように、みんなで支えていこう、という感じですね。
上仁 逆にプロセラは、勇気くん(霜月 隼役/友常勇気)が引っ張っていく……いや、引き上げていくっていう感じですかね。
山崎 勇気さんの一声で、プロセラメンバーがサッと動きます。
上仁 勇気くんのリーダーシップはスゴいです。



――では、グラビのなかでおふたりはどういうポジション?

山崎 僕は……(上仁さんを見ながら)お守り役ですかね?
上仁 やめろ(笑)。
山崎 本当に天然なので。
上仁 天然ではない! ……でも、よくよく考えたら、僕はグラビのなかでボケ100%みたいな存在なので、お守りされるポジションなのかもしれない。
山崎 あははは。みんなでワイワイやってるよね。

――楽しそうですね。そうなると、やっぱり上仁さんがイジられ役ですか?

山崎 完全にそうです。全体でいえば、あとはプロセラの笹 翼(神無月 郁役)もイジられキャラです。

――先ほど、みんなでごはんに行く機会があるとおっしゃっていましたが、どなたが行こうと声をかけるんですか?

山崎 さっき話したようなディスカッションの場で、という意味だと、だいたい勇気さんや博喜くん(弥生 春役/仲田博喜)ですね。
上仁 普通にごはんに行くっていうことなら、相方同士が多いよね。

――おふたりでごはんに行くときは、どんなお話をすることが多いんですか?

上仁 お互いの趣味のゲームの話とか……でもやっぱり将来の話とか。あとは今だと、ダンスの話。
山崎 だいぶ真面目な話しかしてないね(笑)。

――では最後に、第二幕の見どころ&ファンの方へメッセージをお願いします!

山崎 前回は、グラビ公演、プロセラ公演とわかれていたのですが、今回はグラビとプロセラ12人が一緒の公演に出るので、グラビとプロセラでの好きなペアの姿を追ったりするのも楽しいんじゃないかなと思います。
上仁 いろんな見方ができるよね。僕らも公演を通して成長していくと思うので、そういう姿も楽しんでもらえると思う。
山崎 あ、あと目玉は12人で踊る『ツキノウタ。』かな。これはTVアニメの『ツキウタ。』の最終話でグラビとプロセラ12人が実際に歌って踊っていたもので、これを、僕たちも舞台上で踊ります!
上仁 今回の舞台のために書き下ろしていただいた、僕らが歌う劇中歌もあります。もうすごく盛りだくさんなので、見どころは全部。全部注目〜!!ですねっ(笑)。
山崎 本当に全部なんです。
上仁 絞りきれない! お客さんひとりひとりの心に残るようなものを作れるように頑張ります!!



【プロフィール】
山崎大輝(やまざき・たいき)/1995年10月3日、静岡県生まれ。B型。2010年の第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで審査員特別賞を受賞。出演作に『ミュージカル 忍たま乱太郎 第三弾』(久々知兵助役)、ミュージカル『AMNESIA re:again』(シン役)、舞台『DIABOLIK LOVERS』(逆巻アヤト役)など。
【Twitter】@ttttttaikki103

上仁 樹(じょうにん・たつき)/1991年10月31日、大阪府生まれ。O型。2012から2013年まで劇団Patchで活動。2016年4月の2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージで皐月 葵役に選ばれ、注目を集める。2016年11月17日〜28日公演のGEKIIKE本公演第8回『あまつきつねの鬼灯』への出演が控える。
【Twitter】@crm_t10


■2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ
http://www.tsukista.com/


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★★山崎大輝さん&上仁 樹さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント★★

今回インタビューさせていただいた、山崎さん&上仁さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

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■受付期間:10月25日(火)18:00〜10月31日(月)18:00

■当選者確定フロー
・当選者発表日/2016年11月1日(火)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月1日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき11月4日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

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