中島マサオ、2アンダー3位タイと好スタート(撮影:上山敬太)

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<フジサンケイクラシック 初日◇1日◇富士桜カントリー倶楽部(7,471ヤード・パー71)>
 今季は5月の「関西オープン」、7月の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」に続くレギュラーツアー3試合目。マンデートーナメントを通過して出場権を手にした中島マサオが3バーディ・1ボギーの2アンダー3位タイと好スタートを決めた。中島の父は永久シードプレーヤーの中嶋常幸。
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  インコースから出て、2アンダーとスコアを伸ばして迎えた終盤に面食らった。ティグラウンドの位置次第でツアー史上最長となる5番パー4は、初日から後方のティを使用して535ヤードの距離を誇るモンスターホールとなっていた。マンデートーナメントではこのティは使用していなかった上に、昨年大会も出場していなかったため、中島にとってはこの日が初体験だった。
 これまでのティなら入らなかった右のバンカーにティショットが捕まるのも初体験。それでも「行ってみたらアゴも高くないし、ライも悪くなかった」と255ヤードを3番ウッドを握ってグリーン奥まで運ぶとアプローチを寄せてパーを拾った。全長47ヤードのグリーンで手前エッジから39ヤードのポジションに切られたピンは、尾根を越えるとグリーン奥に向かって傾斜しているため、奥からは上りのアプローチとなる。冷静に外しどころを見極めたマネジメントが光った。
 しかし、難所を切り抜けたのもつかの間、終盤はピンチの連続となった。「8番はセカンドがグリーン右のもう一個右手前のバンカーに入って、3打目はバンカー越えのバンカーショット。9番もティショットは力が入って左に行って…」。それでも何とかパーを拾ってこれたのは富士桜との相性もある。
 「自分は一生懸命やっているだけ」と語るものの、「シビアなパットを決められているという印象はある。外したくない距離がしっかり入っているイメージ」と誰もが苦しむグリーンを読めているのが大きい。2013年大会では3日目を終えて7位タイにつけるなど、活躍した実績もある。
 チャレンジツアーでも今季は結果を残せずシードを持たない身の上は、試合のスケジュールすらも未確定で厳しい状況ではある。それでも空いた時間を無駄に過ごしてはいない。「トレーニングと打ち込みをしています。1日競技の試合とかがあるのでそれに出たりして」。雌伏の時間を結果につなげたい。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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