ポール・スミスや阿部千登勢など著名デザイナー100人以上がAppleを支持する助言書を提出

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 アップル(Apple)とサムスン(Samsung)によるデザイン特許訴訟に関して、ニコラ・ジェスキエールやポール・スミス、アルベール・エルバスら著名デザイナーがAppleの主張を支持する法廷助言書を提出した。 著名デザイナーらがAppleの主張を支持の画像を拡大

 Appleは、同社が販売する「iPhone」の丸みを帯びたコーナーやベゼル、グリッド上に配置されたアイコンなどのデザインを「サムスン」が盗用したと主張。2015年には損害賠償としてサムスンに5億4,800万ドルの支払いが命じられたが、判決を受けてサムスンが一部の賠償金について上訴した。 8月4日に米最高裁判所に提出された意見書には、「ルイ・ヴィトン」ニコラ・ジェスキエール、元「ランバン」アルベール・エルバス、「サカイ」阿部千登勢、家具デザイナーのテレンス・コンラン、アレキサンダー・ワン、カルバン・クライン、ポール・スミスなど、デザイナーや教育者111人が署名。商品のデザインは機能を象徴し売上に大きく影響するものだとし、「サムスン」の盗用によってAppleは大きな損害を被っていると主張した。Appleの主張が認められることによって、今後ファッション業界におけるデザイン特許をめぐる問題にも大きな影響があると予想されている。なお、著名デザイナーらがAppleを支持する一方でフェイスブックやグーグルは「サムスン」を支持している。