【ファンキー通信】郵政想定外ブラで彼氏を誘惑!?

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 女性が笑顔で身につけた、このビビットカラーのウェア。トレーニングウェア? ポスト? コスプレ? いやいや、実はこれ下着なのだ。その名も『郵政想定外ブラ』! 企画したのは『天使のブラ』『恋するブラ』など、女性インナーウェアで有名なトリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社。郵政想定外という意味深なネーミングが女性ならずとも気になるところだ。

 「この商品は一般販売用ではなく、あくまでも企業PR用に企画・開発したものです。定期的に発表しているPR商品で、明るい話題が少ないこのご時世、少しでも明るい話題が提供できればという思いから生まれた企画なんですよ。このようなPR物を通して、少しでも話題のニュースに興味を持ってもらえればと思っています(トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社 広報室・信田さん)」。

 これまでにも、2003年には『阪神タイガース ブラ』、2004年には『頑張れ! ハルウララブラ』など、その時々の世相や話題を反映したブラを発表してきたという。そして今回注目したのが、本国会で注目を浴びている小泉内閣の一大改革、郵政民営化法案なのだ。

 ブラジャー、ウエストベルト、そしてショーツのすべてが真っ赤に彩られ、さながら郵便の象徴である郵便ポストを思わせるようなデザインに。各方面からの反発など、小泉首相にとっても想定外の調整を迫られている郵政民営化同様、このブラジャーも中央のファスナーで右と左に真っ二つに分かれるという、通常では考えられない想定外な作りになっている。そして、ふたつに分かれるブラジャー、ウエストベルト、ショーツの4パーツで、郵政民営化の基本方針である、郵便窓口サービス・郵便・郵便貯金・簡易保険の4事業が分割、民営化される様を表しているのだ。

 郵政民営化の要素を忠実にブラジャーに落とし込んだこの『郵政想定外ブラ』。ヒップ部分にあしらった「You Say!」の文字に対して、果たして世論は「Yes!」と答えてくれるのか。今後の郵政民営化法案の成り行きにも注目したい。(文/verb)