管理職から見た理想の上司は「面倒見がいい」人 - 新入社員から見ると?
保健同人社はこのほど、「理想の上司イメージ」に関する調査結果を発表した。調査は2015年4月1日〜2016年3月31日、2015年度の管理職703名、および新入社員218名を対象に書面アンケート形式にて行われた。
○理想は"面倒見がよく責任感が強い"上司
まず、管理職703名を対象に、理想とする上司のイメージについて質問したところ、1位「面倒見がよい(143票)」、2位「責任感が強い(93票)」、3位「配慮ができる(87票)」という結果となった。また、新入社員218名の回答でも「面倒見がよい(54票)」がトップに。次いで「明るく振る舞う(30票)」「責任感が強い(29票)」と続いた。
両者ともに、昨年度同様、「面倒見がよい」ことと「責任感が強い」ことが共通しており、上司としての責任を果たしていることと、部下の面倒をよく見ることは、変わらず上司に求められる資質となっていることがうかがえた。
○理想の上司に「高倉健」と「天海祐希」
続いて、理想の上司イメージに合う有名人を答えてもらった結果、管理職が選んだ有名人1位は「高倉健」だった。役者としての責任を果たすため、役に入り込むための努力を惜しまない姿が、"責任感が強い"イメージとして支持されたよう。さらに、多くの共演者やスタッフに配慮のあるメッセージや贈り物をするなど、相手の立場に立って、行き過ぎない"配慮ができる"人柄が票を集めた。
続く2位には「北野武」がランクイン。映画監督など幅広く成功した後も、弟子を長年にわたって支援し続ける姿が"面倒見がよい"上司として評価されただけでなく、厳しさと優しさを兼ね備えたユーモアに富むコメントも支持されたよう。以下、3位に「所ジョージ」、4位には「池上彰」と「タモリ」がランクインした。
一方、新入社員が選んだ有名人1位は「天海祐希」。管理職でも5位に選ばれており、性別や世代を問わず、女性上司の理想として強く印象付けられているよう。新入社員が理想とする上司イメージの"面倒見がよい"と"責任感が強い"のいずれでも、最もイメージに近い有名人として挙げられた。
続く2位は、試合解説からバラエティー番組まで、常に前向きで明るい言動の「松岡修造」。そのコメントや姿勢から勇気づけられ、気持ちが明るくなるところが、"明るく振る舞う"理想の上司として支持されたよう。そのほか、3位「所ジョージ」、4位「イチロー」、5位「池上彰」が上位に並んだ。
(CHIGAKO)